長ねぎ専門部 2018年度総会を開く
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JA鶴岡長ねぎ専門部は3月20日、鶴岡市の湯野浜温泉「華夕美日本海」で2018年度総会と栽培講習会を開いた。関係者56人が出席した。18年度の事業報告など4議案が承認された。
伊藤鉄也専門部長は「18年度は天候と、他産地の出荷遅れによる競合に悩まされた年だった。皆さんの努力で毎年立派なネギを出荷いただき感謝する。今年も一年頑張っていいネギを作ろう」と呼び掛けた。
18年度は、露地ネギの生育は順調だったが、台風による葉折れなどの傷みにより出荷数量と販売額は減少した。軟白ネギは、他産地との競合により販売単価は昨年度より低かったものの、順調な出荷が続き、出荷数量は前年比122.5%で、販売額は昨年度より増加した。
19年度は、生育状況に応じた栽培講習会や、研究会による新規生産者向けの栽培実習圃での研修や若手生産者の育成を進め、生産者、出荷数量増に向けて取り組んでいく。
市場関係者からは、暖冬の影響で鍋物需要が減り、ネギの販売に苦戦した。消費地での評価は良く、販売額1億円をめざして、引き続き高品質なネギの生産と、出荷数量増を要望された。
役員改選では、専門部長に渡部昌良司さん(平田)、副専門部長に近藤則昭さん(道地)が選出された。役員とは別に研究会の会長に五十嵐隆幸さん(文下)が選出された。
総会前には栽培講習会を開き、種苗会社と農薬メーカーの社員が、ネギの販売情勢や栽培のポイント、農薬を紹介。研究会もおすすめの殺虫剤や液肥などの特徴や使い方を紹介した。


