キャベツ目揃い会 高品質出荷を呼び掛け
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JA鶴岡は10月8日、鶴岡市のJA北部集荷場で加工用キャベツの目揃い会を開いた。生産者ら24人が参加した。
加工用キャベツは、枝豆との組み合わせで二毛作が可能なことや、コンテナによる集出荷で労力・コスト削減が可能なことから、JAが生産拡大に取り組む園芸品目の一つ。
JAの園芸指導係は、サンプルを見せながら選別基準を説明。鮮度を保つために極力外葉を付けて出荷することや、果尻の割れ、病害虫被害を確認するよう呼び掛けた。収穫前に1作型4~5つ割玉を行い、品質を確認することも求めた。
販売係長は「全国的に豊作状態で、外食産業はコロナ禍の影響を受け、消費は伸び悩んでいる。有利販売につなげるため、品質の良いものを出荷し、出荷予定など状況報告をまめにしてほしい」と呼び掛けた。
出荷されたキャベツは、業務用カット野菜などさまざまな用途で使われる。昨年は大雨による活着や初期成育不良の影響などで160㌧の出荷となったが、今年は天候もよく豊作傾向のため400㌧(前年比150%増)の出荷を目指す。2021年度は昨年比1・3倍の995㌃で栽培。出荷は11月に最盛期を迎え、12月中旬まで続く。
加工用キャベツの出荷サンプルを確認する生産者