SEADS(シーズ)第3回修了式
3月14日、鶴岡市立農業経営者育成学校「SEADS(シーズ)」の第2回修了式が千安京田の同校で行われた。第3期生の20~40代の男女6人が2年間の研修を修了し、市内で農業に従事する。
式にはシーズ研修生、来賓や関係機関の役職員ら40人が出席した。
百瀬清昭校長は式辞で「地震や豪雨、異常高温など頻発する自然災害、国際情勢の緊迫化、生産資材の高騰により、日本農業は大きな分水嶺に立たされている。本校での学びを糧に頭と身体、そして心、自分の五感をフルに使って前に進んで欲しい」と述べた。
修了生を代表して江部高志さんが「これからの農業経営においても、地域社会に深く関わり貢献していきたい。地域の魅力を広め、守りながら成長していけるよう2年間学んだ知識と経験を生かしていく」と決意を述べた。
3月7日には第3期生の卒業発表が行われ、農業をするため千葉県からIターンの江部高志さんは、西郷地区で庄内砂丘メロンやミニトマト、北限スダチの栽培に取り組む予定だ。また、東京からIターンしてきた中川祐希さんは、西郷地区で庄内砂丘メロンや軟白ネギを栽培予定。JA鶴岡は新規就農される方に営農指導、設備投資などの経営面についてもサポートしていく。
修了生との記念写真
「農産加工と衛生管理のポイント」を学ぶ 加工事業者研修会
JA鶴岡は3月12日、農村センターで加工事業者研修会を開き、組合員ら19人が参加した。
県庄内保健所生活衛生課の浅野晋食品衛生専門員を講師に迎え、「農産加工と衛生管理のポイント」と題して、食品衛生法の経過措置の終了や保健所での必要な手続き、食品衛生管理などについて学んだ。
2021年6月に食品衛生法が改正され食品営業許可制度の見直しや営業届出制度の創設に伴い、設けられた経過措置が24年5月末で終了することを改めて確認した。
衛生管理についてはHACCPに沿った衛生管理の実施が制度化されており、具体的な事例を出しながら注意するポイントを説明した。HACCPとは、原料の受け入れから製造、出荷までの工程において、食中毒などの健康被害を引き起こす可能性のある危害要因を化学的根拠に基づいて管理する衛生管理の方法だ。
参加者からは「衛生管理について改めて確認できて良かった。さらにしっかり取り組んでいきたい」と話した。
衛生管理について説明する浅野氏
第5回あぐりセミナー 庄内産大豆でみそ造りを学ぶ
JA鶴岡は3月8日、第5回あぐりセミナーを鶴岡市農村センターで開き、市民ら約50人が参加した。
さとみの漬物講座企業組合(山形市)理事長の新関さとみさんを講師に迎え、毎年大人気企画の「庄内産大豆でみそ造り講座」を行った。
庄内産大豆と県産米「はえぬき」のこうじを使い、4㌔の「天然醸造の18割こうじみそ」造りを学んだ。
こうじと塩を混ぜ合わせ、煮た庄内産大豆「里のほほえみ」と一緒にビニール袋に入れ、足で押しつぶし、表面が空気に触れないようにビニール袋をかけて完成させた。
参加者は「とても楽しくみそ造りをすることができた。出来上がりの時、開けるのが楽しみ」と話した。
「JAの時間」では、金融部信用課の職員が「NISA制度」の仕組みや利点、また、「JAバンクアプリ」について紹介した。
みそ造りのやり方を説明する新関先生
一生懸命にみそを造る参加者
直売所「もんとあ~る」全体会議を開く
産直課は3月6日、農村センターで直売所「もんとあ~る」の全体会議を開いた。出荷者のほか、五十嵐廣運営委員長ら産直運営委員、JA役職員ら約130人が参加した。
トキタ種苗株式会社 販売部次長 山﨑慎治氏を講師に招き「産直向け品種からイタリア野菜まで」と題して研修を行った。全国の産直の状況を説明いただき、産直に来店するお客さまが何を求めていてどのように販売、PRしたらよいのかを学んだ。山﨑氏は「お客さまが直売所に持つ3大印象といして①安心安全②新鮮③品ぞろえが豊富がある。そして安いから買う!という人は少なくなった」と話した。
その後、2023年度の取り組み報告および24年度に向けての協議のほか、出荷者表彰を行った。24年度に向けて販売手数料の改定、もんとあ~る駅前店の新築、搬入時間と陳列方法、試食の提供などについて協議を行った。参加者からは、「値引き販売は値崩れを誘発するのではないか」「生産者が試食を提供する方法について講習会を開いてほしい」などさまざまな意見が出された。
出荷者表彰では、23年1月1日から12月31日までの1年間の売り上げと前年同期間を比較し伸び率上位者3人を表彰。第1位にクドウファームさん(稲生)、第2位に佐藤功さん(外内島)、第3位に阿部寛さん(谷定)が輝いた。特別表彰として90歳を超えてからも出荷を続け、長年産直事業に貢献してきた冨樫智恵子さん(下小中)を表彰した。
五十嵐運営委員長は「現在会員数が400人を超え、2015年には6億円だった売り上げが23年度は9億円を超え10億円に迫る勢いとなっている。これはみなさまが良いものを作り、スタッフがお客さまに喜ばれるように頑張ってきた成果。今後も頑張っていこう」と述べた。
特別表彰を受ける冨樫智恵子さん。
研修に参加する産直会員。
北部給油所定休日のお知らせ
2024年産米の水稲種子もみ温湯消毒スタート
鶴岡市寺田にある大泉育苗組合の施設で、2024年産米の水稲種子の温湯消毒作業が行われている。作業は4日から始まり、作業員4人がローテーションを組んで日量約1.1㌧、今シーズンを通して、生産者52人分となる約14㌧を処理する。
消毒する品種は、「はえぬき」や「つや姫」、「雪若丸」など8品種。
温湯消毒は、種もみを60度の温水に10分間浸して病原体を消毒し、冷水につけて種もみを冷まし、脱水するまでの一連の作業を行う。農薬を使わないため廃液が発生せず環境にも優れ、コストも低く抑えられるメリットがある。
同組合では農薬成分を減らした安全安心な米の生産、販売に向けて12年から温湯消毒に取り組んでおり、大泉地区にある大泉カントリーエレベーターに搬入する米「つや姫」は、全量温湯消毒を行っている。
同組合の菅原一紀温湯管理主任は「適正な温湯消毒を行い、高品質な水稲種子を生産者の元にお届けできるよう作業にあたりたい」と話す。作業は20日過ぎ頃まで行われる。
温湯から種もみを引き上げる作業員
花き振興部会第35回総会開催
JA鶴岡花き振興部会は2月29日、鶴岡市のJA鶴岡農業振興センターで第35回総会を開いた。部会員や関係機関の役職員約50人が出席し、収支決算や事業計画など4議案について全て賛成多数で承認した。
佐藤清張部会長は「今年度は、過去にない異常気象の中での切り花生産となった。産地としてJA鶴岡に期待する市場からの声が大きくなっている。今後も新規の生産者が増えるよう細かな情報発信をしていきたい」と述べた。佐藤茂一組合長は「JA鶴岡は「魅力(かち)ある100億円安定産地 鶴岡」をスローガンに販売額100億円を目指している。そのためには、園芸品目の販売拡大をしていく必要がある。皆様とともに取り組んでいきたい」と述べた。
今年度は夏場の高温の影響により、出荷数量の減少がみられた。部会では、県単補助事業、燃料高騰対策、全農生産拡大支援などを活用し、生産推進や経費高騰に伴う対策を実施してきた。引き続き生産者の日々の努力と組織運営での生産販売の強化、関係諸機関と一体となり部会の維持、発展を図っていく。
あいさつを述べる佐藤清張部会長。
企業説明会を開催します!
【日 時】 3月19日(火)13時30分~15時30分
(受付:13時15分~13時30分)
【会 場】 JA鶴岡ビル 3階 会議室(住所:山形県鶴岡市日吉町3-1)
JR鶴岡駅より徒歩5分
【内 容】 ①JA鶴岡の事業紹介
・JA鶴岡の概要について
・JA鶴岡の仕事について
②若手先輩職員の体験談(園芸指導係、貯金係)
③職員採用試験について
④質疑応答
【持ち物】 ・筆記用具
農協ってどんな仕事をしているの?
鶴岡で働きたいけど、仕事のイメージがつかない…。
職場の雰囲気はどんな感じ?
など、まずは話を聞いてみたい!という方、大歓迎です♪
お気軽にご参加ください。
【申込み】企画管理部人事教育課(℡0235-23-5090)まで
お電話でお申し込みください。
マイナビからのお申し込みも可能です。
令和7年度職員募集要領はこちらをご覧ください(https://ja-tsuruoka.or.jp/recruit/)
南支所「ご来店感謝デー」を開く
JA鶴岡南支所は、2月15日~16日の2日間、組合員や地域住民の方々へ日頃のご愛顧に感謝を込めて「ご来店感謝デー」を開き、2日間のご来店者は約200人となった。
両日、ご来店の方にもれなくパンハウスのパンを進呈した。
各種ご契約いただいた方には、支所独自のお楽しみ福袋(中身は食品や非常食、日用品)を進呈し、大変喜んでいただいた。
南支所の斎藤和人支所長は「日頃のご利用に感謝し、JAカードやネットバンクなど魅力的な商品が沢山あることをPRできればと思い企画した。組合員・利用者との交流を大事にし、いつまでも地域に愛されるJAでありたい」と話した。
ご来店者にプレゼントを渡す職員
北支所「ご来店感謝デー」を開く
JA鶴岡北支所は、2月15日~16日の2日間、組合員や地域住民の方々へ日頃のご愛顧に感謝を込めて「ご来店感謝デー」を開いた。
イベントでは、バレンタインデーにあわせて来店者にチョコレートのプレゼントや、裏千家の五十嵐宗代さんによる本格的な抹茶が振る舞われた。大々的にイベントが行われたのは令和元年度以来、5年ぶり。
また、定期貯金や定期積金、共済などの契約やお見積りをされたお客様にはワナゲゲームを行い、オリジナルグッズがプレゼントされた。
来店者は「普段なかなか抹茶を飲む機会がないので、新鮮でおいしかった。久しぶりのイベントで活気があって楽しい」と笑顔を見せた。
北支所の生田真智子支所長は「日頃の感謝を込めて、喜んでいただければと思い企画した。たくさんの方にご来店いただき、交流も深まった2日間だった。今後もJAファン拡大に繋げていきたい。組合員さんとの交流写真展は引き続き掲示しているので、ぜひ北支所に立ち寄ってほしい」と話した。
来店感謝のプレゼントを渡す職員
ワナゲゲームに挑戦!
美味しい抹茶でほっと一息♪