特産タケノコ「三瀬孟宗」初出荷
三瀬孟宗生産出荷組合は4月28日、鶴岡市三瀬の集荷場で特産のタケノコ「三瀬孟宗(もうそう)」を初出荷した。同日開いた目揃い会では、出荷規格や注意点などを確認した。
今年は、三瀬孟宗生産出荷組合の14人が生産し、昨年の約1・8㌧を上回る4㌧の出荷を目指す。年間をとおして「三瀬孟宗」を味わってもらおうと、今年から6次産業化にも取り組み、水煮の孟宗の瓶詰をJA鶴岡の直売所で販売する。
目揃い会では、出荷規格や注意点を確認。初日は約69㌔を集荷し、直売分は午前6時前から訪れた地元住民ですぐに完売した。「三瀬孟宗」は主に地元市場に出荷し、直売も行う。直売は24日まで。価格は1㌔500円。
齋藤吉蔵組合長は「生産者は、消費者においしい孟宗を食べてもらいたいと頑張っている。今後はより多くの方に提供できるよう、荒廃している竹林を整備し、出荷量を増やしていきたい」と意気込む。今年は新たに加工所を作り、組合員が持ち込んだ孟宗を水煮の瓶詰に加工する。
三瀬地区は山林資源に恵まれ、品質が良い孟宗が採れる。かつての三瀬独自のブランドを復活させたいとの思いで、生産者が3年掛けて荒廃していた竹林を整備。2015年に「三瀬孟宗」を復活させた。
5月20日には、三瀬八森山レクリエーション広場で、第47回三瀬八森山孟宗まつりが開かれ、孟宗汁や孟宗ごはんなどが楽しめる。
直売予定日:5月1日(火)、3日(木)、7日(月)、10日(木)、12(土)、14日(月)、17日(木)、22日(火)、24日(木)
孟宗の出荷規格を確認する生産者
新鮮な孟宗を買い求める地域住民でにぎわった
直売予定日
・直売所地図