令和4年産「つや姫」生産者研修会を開く

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JA鶴岡生産振興課は1月、令和4年産「つや姫」生産者研修会を開いた。各地区に分けて支所やJA振興センターで開催し、合わせて590人の生産者が参加した。

県農業技術普及課の職員が3年産の作柄要因を振り返り、収量の確保とタンパクを抑えるためのポイントとして、ワキ対策、登熟向上のための土づくり、適期穂肥による食味の向上の3点を挙げ説明した。また、衛星画像から作付けほ場の生育量を把握し、穂肥診断結果をマップ化する新技術スマートつや姫を紹介した。JAの耕種指導係は土づくりなどの栽培における必須条件、防除や施肥の基準について説明した。

3年産つや姫は8月の台風・日照不足により登熟歩合が低く平均反収580㌔、加重平均タンパク値7.3%となった。耕種指導係の菅原隼希さんは「その中でも反収600㌔以上かつ全量タンパク値7.5%以下の生産者がいた」と述べ、「堆肥などによる土づくりの継続、幼穂形成期直前のケイ酸追肥などの栽培管理が共通している。これらを参考として4年産つや姫を生産しよう」と呼び掛けた。

振興センターで開催された鶴岡・京田地区の「つや姫」生産者研修会

 

 

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