伝統料理を持ち寄り食文化を見直す/女性部上郷支部
JA鶴岡女性部上郷支部は2月24日、伝統料理を持ち寄る「第8回いただきます!」を三瀬コミュニティーセンターで開き、部員や市民など約40人が参加した。
参加者が持ち寄った昔ながらの料理を一緒に味わうことで、地元の食文化や食材の良さを再確認し、先人の知恵を学びながら交流を深めることが目的。
石塚公美上郷支部長は「プチあじ自慢大会改め、いただきますに行事名を変更して一年ぶりに開いた。地域の食文化を改めて見直し、私たちが次の世代に伝えていかなければならない」と話した。
第1部では、鶴岡市水無の斎藤伊登子さんと宮田文さんを講師に、「いももち」の作り方を学んだ。一晩浸水させたもち米をふかして餅をつき、あくで煮たジャガイモを混ぜながらこねるところを実演し、あんこを付けて試食した。
第2部では、イタドリを使った山菜料理や干し柿の白あえ、昆布煮など、約30品の家庭料理をバイキング形式で試食。参加者同士作り方を教え合いながら、各家庭の料理を味わっていた。
参加者は「昔ながらの料理の作り方を親から聞かないでしまったけど、こうやって地域で教えてもらえてありがたい。自分が作ったものを皆からおいしいと言ってもらえてうれしかった」と笑顔で話した。
イモモチの作り方を学ぶ参加者。
作り方を教え合いながら楽しく会食。