収入保険の推進で全国表彰!
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JA鶴岡は収入保険の普及と加入推進に貢献したとして、全国農業共済組合連合会(NOSAI全国連)から表彰を受けた。10月29日、同連合会の坂康之統括参事が鶴岡市のJA本所を訪れ、佐藤茂一組合長に感謝状と記念品を手渡した。県内では、NOSAI関係者以外で初の表彰となり、東北では団体はJA鶴岡だけ。
JAでは2020年11月、NOSAI山形主催で、花き部会や農事組合法人、西郷支所組合員を対象に同保険制度の説明会をそれぞれ開催した。JAは会場の無償提供や開催案内を通知、説明会に職員も同席して加入を推奨するなど、連携した取り組みが加入拡大に結び付いたと評価された。
佐藤組合長は「自然災害などのさまざまなリスクがある中で、経営を安定させるため賢明な判断で加入した農家組合員が表彰を受けたものだと思う。JAでは今後も推奨していく」と述べた。
坂統括参事は「花き農家を中心に説明会が開催できたことで、収入保険の理解と加入が広がった。取り組みに感謝を申しあげる。今後とも協力をお願いする」と話した。
収入保険制度は19年にスタートし、全ての農産物を対象に、自然災害や価格低下、新型コロナの影響などによる販売収入の減少を補填(ほてん)する。青色申告農業者が対象で、保険期間の収入が基準収入の9割を下回った場合、下回った額の9割を上限に補償する。
同支所管内は、砂丘地を利用したメロンやミニトマト、花きなどの園芸品目の生産が特に盛んで、経営安定のため普及推進活動に積極的に協力した。
佐藤組合長㊧と坂統括参事㊨