園芸品目の生産拡大に向けて 園芸品目研修会
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JA鶴岡は2月4日と5日、園芸品目の生産拡大を目的とした園芸品目研修会を、鶴岡市のJA農業振興センターで開いた。農家ら約30人が参加した。
JAの営農指導員が、推奨品目のミニトマト、軟白ネギ、加工用キャベツについて、おすすめのポイントや栽培方法、出荷の流れ、10㌃あたりの粗収入など経営指標の目安を伝えた。ミニトマトと軟白ネギは水稲育苗ハウスの後作としてハウスを活用できること、加工キャベツはエダマメの定植機を使用でき、肥培管理の手間が少ないことなどのメリットを紹介した。
講師役の生産者からは栽培するメリットやデメリット、実際にかかる経費などが紹介された。軟白ネギ生産者の渡部昌良司さんは「初期投資はかかるが近年単価が安定しており、安定した冬季間の収入源になる。専門部では生育状況に応じた講習会を複数回開き、生産者をサポートしているので、ぜひ挑戦してほしい」と話した。
参加者からは使用する薬剤の効果や、労働力の目安など、積極的に質問が出された。
直売所「もんとあ~る」からは、産直会員の募集や、年間を通して葉物野菜が不足しており、特にアスパラ菜、ブロッコリー、カリフラワーを出荷してほしいことが伝えられた。
園芸特産課の石黒清一課長は「今年度の園芸品目の販売額は前年度より2億円上回っている。産地交付金や各支所のおすすめのプランもあるので、栽培を検討してほしい」と話した。
生産者の取り組み事例を学ぶ参加者