地元苗で野菜作りを
JA鶴岡ファーマーズマーケット「もんとあ~る」白山店は6月4日まで、同店入り口付近に野菜苗の専用売り場を開いている。
売り場は4月下旬に開設。産直会員でもある組合員7人がトマトやキュウリ、ナスなど多くの苗を取りそろえている。売り場には、約100種の野菜苗のほか、ペチュニアやナデシコなどの花の苗が並ぶ。
市内から買い物に来た女性は「家庭菜園用に毎年苗を買いに来ている。おいしい野菜ができるのが今から楽しみ」と話した。
新型コロナウイルス感染拡大で「おうち時間」が増えたため、家庭菜園に新しくチャレンジする人が増えており、2022年度は、期間中、過去最高の約1万7000人の買い物客が訪れた。
同JA産直課の衣川希店長は「農家さんが心をこめて育てた苗をたくさん取りそろえているので、ぜひ見に来てほしい」と話した。
同店内の「白山茶寮」では、管内のフルーツを使ったオリジナルブレンドソフトを販売している。
農産物を多く取り扱う直売所を生かし、店舗で販売する食べごろを迎えたフルーツを店内でカット、冷凍保存したものを、機械でソフトクリームに練りこむブレンドソフトを2020年に開発。完熟して売るのが困難になったフルーツも活用でき、食品ロスを減らすことができる。鶴岡産のメロンやイチゴ、ブルーベリーなど旬のフルーツの他、産地間提携をしているJAおきなわ「菜々色畑」のパイナップル、JA紀の里「めっけもん広場」の桃、JA新潟みらい「いっぺこ~と」のラズベリーなど各地の特産品を使い、常時数種類のソフトを提供している。
【営業時間】
■苗売場 9:00~17:00
■白山茶寮 9:00~18:00
苗売り場の様子
野菜苗を買い求める買い物客