大泉支所 担い手・若手農業者研修会を初開催

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JA鶴岡大泉支所は1月24日、鶴岡市のJA大泉支所で第1回「担い手・若手農業者研修会」を開いた。関係者約30人が参加し、若手農家の実践事例や情報通信技術(ICT)について学んだ。

支所管内の20~40代の農業者や後継者候補を対象に初めて企画。次代を担う若手農業者を育成し、JAとのむすびつきを強めながら若手農業者同士の交流の場にしようと開いた。今後は継続的に開いていく。

大泉支所の加藤政志支所長は「地域の皆さんと今後の農業を考えていきたいと初めて企画した。これを機会に農業に携わっていく若い人を掘り起こしていきたい。儲かる農業にしていくことも大切。それぞれの夢に向けて研修会を生かしてほしい」とあいさつした。

若手農家の事例発表では、管内でキクラゲの周年栽培やミニトマト、青こごみの栽培に取り組む有限会社ティーズファクトリー取締役の鈴木俊将さんが発表。フルタイムで働ける人材の確保が難しいため、作業工程のマニュアル化や機械化によって、子育て中の母親など働く人数を組み合わせることで1人分の労働力にして雇用をパズル方式で組み立てていることや、受賞歴など客観的な評価で商品に付加価値をつける販売戦略などを紹介した。

先進技術紹介では、積水化学工業株式会社の技術部長、関裕之さんが、情報通信技術(ICT)を活用して水田の給水を自動化する自動給水装置「水(み)まわりくん」を紹介。生産者の負担軽減や収穫量の拡大が期待され、管内で行う試験結果について営農指導員が報告した。

若手農家の事例発表を聞く参加者
多機能型自動給水栓「水まわりくん」の説明を受ける参加者

 

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