大泉育苗組合 水稲種子の温湯消毒始まる

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 鶴岡市大泉地区の大泉育苗組合では水稲種子の温湯消毒作業が始まった。生産者107人分約400㌶約15㌧を処理する。

 3月4日より作業が始まり日量約1㌧を処理。品種別に色分けされた袋に種子を入れ60度の温水に10分間浸し消毒、その後冷水で冷やし、脱水、風乾後各生産者へ順次届けられる。

 年々同組合へ依頼される量も多くなってきており、作業員は、温湯消毒した種子からばか苗病の発生がないことや農薬利用時よりもコストがかからないことなどが要因ではないかと話す。

 同組合は、農薬成分を減らした安全安心な米の生産、販売に向けて温湯消毒に取り組んでおり、主に大泉カントリーエレベーター(CE)利用組合員が利用しているが、近年は大泉地区外からの申込者も増えているという。

 大泉CEに搬入する米「つや姫」は、全量温湯消毒を行って1成分でも減農薬に取り組む安全安心な米、売れる米作りに取り組んでいる。

種子袋を温水より引き上げる作業員

 

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