大泉育苗組合で令和7年度産米水稲播種作業始まる
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鶴岡市寺田にある大泉育苗組合の施設にて、6日から水稲播種(はしゅ)作業が始まった。
同組合では1時間あたり1700枚播種できる設備を整え、組合員34人分の「はえぬき」「つや姫」「でわのもち」などの苗約3万枚を5日間で播種する。
初日の6日は、13名の作業員が整列播種機を取り囲み、「はえぬき」の種子を約5900枚の苗箱に播種した。
播種した苗はその日の夕方以降に各生産者に引き渡され、それぞれのハウスや苗代で育苗管理が行われる。
同組合は昭和59年に設立された寺田共同育苗組合の建物と事業を受け継いで設立され、今年で15年目を迎えた。
同組合の久下聡一朗育苗管理部長は「毎年少しずつ改善して、安定的で効率のいい播種環境づくりに努めてきた。培土の量や種子の状態、水分管理など厳密に行い、高品質の苗を生産者に届けたい」と話した。
協力して播種作業を行う組合員