月山高原牧場で入牧はじまる
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鶴岡市羽黒地区にある庄内広域育成牧場(月山高原牧場)で16日、繁殖用に育てられている和牛の入牧が始まった。同市や酒田市、庄内町の畜産農家から和牛118頭が運び込まれ、JA鶴岡管内の5戸からは20頭が入牧した。
同牧場は標高約350㍍にあるので夏でも涼しく、また広大な敷地内は高低差があるので足腰を鍛えるのに適した環境となっている。入牧後には安全祈願祭が行われ、牛の健康と成長を祈った。
3頭を入牧させた同市森片の和牛繁殖農家、伊藤長市さんは「入牧の1カ月前から馴致を行い、放牧環境にスムーズに順応できるように準備をしてきた。豊かな自然の中で元気に過ごしてもらい、けがなく丈夫な子牛を産んでほしい」と話した。
春から秋までの期間、放牧し育てる「夏山冬里方式」は1976年から導入されている。今シーズンは32農家より134頭の放牧を予定しており、10月に下牧する。
牛をひく伊藤さん