民田ナスの目揃い会を開く
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JA鶴岡大山園芸振興部会なす班は6月24日、鶴岡市のJA大山支所で在来野菜「民田ナス」の目揃い会を開いた。
JAの園芸指導係がサンプル品を示し、規格を確認した。A品に格付けできるのは品質・形状・色沢が良好で、病虫害・損傷がなく、着色は表面積の6割以上のものと説明。生育は順調で、追肥時期の目安や、病害虫防除など今後の管理についても助言した。
鈴木実班長は「高品質のものを安定出荷できるよう、今後の管理に気をつけてほしい」と呼び掛けた。
「民田ナス」は、鶴岡市で受け継がれてきた在来作物で、昔から地元の人々に親しまれてきた。小粒で、果肉が締まり、歯触りが良く、浅漬けやからし漬けといった漬物が人気だ。同班では、全量を同市の漬物販売会社、株式会社本長に卸している。
株式会社本長の本間光太郎社長は「全国の消費者の方々においしい民田ナスの漬物を届けられるように1キロでも多くの出荷をお願いしたい」と話した。
2019年度は8・8㌧を出荷。20年度は生産者5人が44㌃で栽培し、昨年並みの出荷量を目指す。出荷は10月上旬まで続き、8月に最盛期を迎える。
出荷規格を確認する班員