水稲種子14㌧温湯消毒作業始まる

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鶴岡市寺田にある大泉育苗組合の施設で、水稲種子の温湯消毒作業が行われている。作業は2日から始まり、作業員4人がローテーションを組んで日量約1.1㌧、今シーズンを通して、生産者52人分となる約14㌧を処理する。
温湯消毒は種もみを60度の温水に10分間浸し、消毒して病害の発生を防ぐもので、農薬を使用する方法よりコストが低い。同組合では農薬成分を減らした安全安心な米の生産、販売に向けて2012年から温湯消毒に取り組んでおり、大泉地区にある大泉カントリーエレベーターに搬入する米「つや姫」は、全量温湯消毒を行っている。
同組合の菅原一紀温湯管理主任は「温度管理や時間管理を厳しく行い、確実に消毒された種もみを生産者に届けたい」と話す。作業は20日ごろまで行われる。

温水から種子を持ち上げる作業員

 

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