稲作展示圃現地研修会を開く

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鶴岡地域良質米生産推進協議会は6月27日、稲作展示圃(ほ)現地研修会を開いた。鶴岡市、生産者、JA鶴岡などの関係者42人が参加し管内3カ所の圃場を巡回した。肥料高騰対策として化学肥料を抑え、単肥と鶏フンで窒素・リン酸・加里を施用した「はえぬき」の圃場では、栽培経過と資材費の抑制による慣行栽培との収益の違いについて説明した。

6月上旬の強風から稲体保護のため湛水(たんすい)管理を行う圃場が多く、茎数の増加が鈍い圃場も一部散見されたが、その後のこまめな水管理で生育は回復傾向となっている。6月20日時点の生育状況は、平年対比で草丈がやや長く、茎数が並み~やや多く、葉色が並み~やや濃い状況。茎数が確保できた圃場より順次中干しに移行しており、今後予定されている分施巡回では適期適量の穂肥の実施、登熟を意識した水管理(間断灌(かん)水等)を重点的に呼びかけ、併せてケイ酸資材の重要性を周知していく。

巡回後の検討会で伊藤淳専務は「展示圃3カ所を巡回し生産者の肥培管理に感心した。もう1カ月すると出穂をむかえるので、皆さんの技術を結集して緊張感を持って対応していただきたい」と述べた。

「はえぬき」の展示圃を確認する参加者

生育調査する耕種指導係

 

 

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