第48回通常総代会を開催
JA鶴岡は6月23日、鶴岡市の東京第一ホテル鶴岡「鳳凰の間」で第48回通常総代会を開いた。
新型コロナウィルスの感染リスク低減を考慮し、総代500人のうち430人が書面による議決権行使、25人が本人出席し、2019年度の剰余金処分案や20~22年度の中期経営計画・第12次地域農業振興運動計画などの11議案を原案通り全て承認した。
佐藤茂一組合長はあいさつで各事業の概況のほか取り組み初年度となる2つの計画について「第12次地域農業振興運動計画では、確固たる100億円産地に向けて運動を展開する。中期経営計画は農林中金が検討している新たな金融店舗システムや高齢化による事業領域の変化を鑑み「持続可能な経営の確立」への事業再構築期間として位置付ける。今後とも事業に対する結集・参画をお願い申しあげる」と述べた。
19年度の事業決算は農業機械の供給高などが好調だったことや農産物の販売数量増にともなう包装資材の供給と施設設備投資が増加したことで購買事業損益は前年比8450万円増。事業総利益は前年比1814万円増の20億8793万円。経常利益は前年比8179万円増で2億6674万円となった。
剰余金処分案では、出資配当金1%などのほか、主食用米などの俵数、青果物、産直品、畜産物の販売額に対して配当する事業分量配当金が提案された。
独立監査人の監査については、19年度から改正農協法の施行にともない、一般公認会計士2人を会計監査人に選任し受監しており、20年度以降も継続する。
総代会に先立ち19年度高品質米生産共励会表彰が行われ、生産組合表彰と個人表彰(品種別表彰)が行われた。
事業概況を述べる佐藤茂一組合長
高品質米生産共励会表彰者の皆さんと佐藤組合長(中央)
書面による議決権行使の呼び掛けにより、本人出席が25人となった第48回通常総代会