第50回通常総代会を開催
JA鶴岡は6月27日、荘銀タクト鶴岡で第50回通常総代会を人数制限などを設けず3年ぶりに通常通り開催した。総代497人のうち本人出席が263人、代理出席が1人、書面議決が139人で出席総代は403人。
議長には、大泉支所の齋藤敏総代を選任した。2021年度事業報告および剰余金処分案、支所・事業の再構築基本構想、22年度事業計画、固定資産(農機整備工場)の取得など全7議案を提出し、原案通り全て承認した。
販売事業では、コロナ禍で業務用米の需要の落ち込みが大きく、21年産米の販売進度が遅れているが、青果物はメロン販売額が11.7億円、だだちゃ豆が9.6億円、ミニトマトが5億円を突破し主力品目は好調な結果となった。
購買事業は、自動車・農機、生活関連の展示会を中止。世界的な半導体不足から自動車の納期が大幅に遅れるなどの影響により前年実績を下回った。
信用事業は、個人貯金が増加し、住宅ローンが前年度に続き伸長した。共済事業は、新医療共済を中心に生命系の契約実績が伸長した。
事業総利益は前年度比0.8%増で20.7億円。事業利益は2.1億円で、事業外損益を合わせた経常利益は26.3%増の3.4億円。当期剰余金は2.5億円となった。
当期未処分剰余金は4.4億円。1%の出資配当や米の販売高に対する事業分量配当金などを除く2億円を次年度に繰り越した。
支所・事業の再構築基本構想では、大泉支所を「中央支所」に改称して、上郷・大山支所の金融窓口機能を移管する。両支所は営農経済事業の取り次ぎや総合相談、組織活動支援などを担う地区事業所に変更。大型農機整備に対応する新工場を白山エリアに取得して職員を集中配置し、技術・機動力に富んだ事業を実現する。
議事に先立ち、21年度高品質米生産共励会表彰を行い、品種別に6人の生産者を表彰した。