長ねぎ専門部2023年度総会を開く
読了までの目安時間:約
2分
JA鶴岡長ねぎ専門部は3月26日、鶴岡市の湯野浜温泉「華夕美日本海」で2023年度総会と栽培講習会を開いた。部会員やJA職員約40人が出席し、23年度の事業報告・収支決算など3議案が承認された。
渡部昌良司専門部長は「23年度は夏の猛暑により栽培管理が難しい年であった。来年度に向けて課題を整理してさらに専門部活動の充実を図っていきたい」と挨拶した。
23年度は、露地ネギでは昨年夏の高温により生育不良となり、集荷数量が前年の半分以下となるなど大きく減収した。販売面においては各市場でネギ類の供給不足感があるなどし、出荷期間中は高値での販売となった。軟白ネギでも夏季の高温による生育不良により、特にシーズン序盤の出荷量減など影響があった。今冬は積雪が少なく収穫作業は順調に進んだことなどから、3月中旬時点で販売登録比9割を超える出荷進度となっている。販売単価も露地ネギ同様に高値基調で推移した。
JA販売係は次年度に向けて「出荷量が安定することで単価の安定につながる。安定生産に努めてほしい」と呼び掛けた。
市場関係者からは、関東圏、中京圏で消費者の求める規格が違う。品質が非常に良く消費地での評価も高い。引き続き高品質なネギの生産と出荷数量増を要望された。
挨拶する渡部専門部会長。
敢闘賞を受賞した専門部員。