2018年産水稲を総括 稲作総合成績検討会

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JA鶴岡や鶴岡市などで組織される良質米生産推進協議会では1月23日、2018年度稲作総合成績検討会をJA農業振興センターで開いた。生産者や関係者56人が出席。
18年産水稲の作柄概況、管内各地区に設置された展示圃(ほ)の総括、地域別食味分析結果などが報告された。
18年度は6月の低温による生育停滞、7月高温・少雨で稲の体力が消耗し、8~9月の低温日照不足による登熟不良など気象要因により大きく収量は下がったが食味は平年並みとなった。気象要因に負けない米づくりとして初期生育の確保、土づくりの継続、ケイ酸質肥料の利用、高温強風時の水管理など19年度に向けた課題が報告された。
稲作の低コスト技術である「密苗・密播」の試験結果も報告され慣行栽培に比べても収量、品質はほぼ同等であったことから今後も箱処理剤の使用量など今後も検討を続けていく。
佐藤茂一組合長は「18年の作況は95と大変な結果となった。管内農業の柱は稲作であり、多収によって組合員の皆さまから安定した経営をしていただかなくてはならないので皆さまからは今後とも協力をお願いしたい」と述べた。


2018年産水稲の概況結果報告を聞く参加者

 

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