2024年度だだちゃ豆精算報告会を開く

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JA鶴岡だだちゃ豆専門部は11月12日、特産のエダマメ「だだちゃ豆」の2024年度精算報告会を鶴岡市の東京第一ホテル鶴岡で開いた。生産者、JA役職員、市場関係者など約90人が出席した。

加賀山雄専門部長は「7月の豪雨で自然災害の恐ろしさを改めて思い知らされた年となってしまった。それでも最後の最後まで懸命に出荷していただき感謝申し上げる。来年は必ず皆さんの力を一丸として巻き返していこう」とあいさつした。

7月の断続した降雨による日照不足で早生品種の莢肥大が進まず、さらに豪雨の影響を受けた中晩生品種については品質は良いものの収量が大きく減少し、平均反収190㌔の大不作となった。

全体の集荷量は約427㌧と前年比65%であったが、全国的な品薄傾向もあり高単価での販売となった。

保科亙組合長は「2年間異常気象などで生産者の皆様においては大変な思いをされたが、来年はみんなで笑って収穫を迎えられるように協力して頑張っていこう。また、JAでは第13次農業振興運動計画で農産物生産100億円を目指している。もう一度気持ちを奮い起こして栽培面積の増加も考えて欲しい」と呼びかけた。

市場関係者からは、これまでの経験に基づく播種・肥培管理などだけではなく新たな視点・時期での栽培管理も検討してほしいこと、輸送問題は25年度以降も続いていくので留意してほしいことなどを要望された。

25年度に向けた生産対策では、優良種子の選別や高温・排水対策、生育状況に応じた防除管理に取り組むことを確認し、同時に生産についての研修会も開かれた。

 

あいさつする加賀山専門部長

あいさつする保科組合長

報告内容を確認する生産者の皆さん

 

 

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