2025年産米の水稲種子もみ温湯消毒スタート

読了までの目安時間:約 2分

 

鶴岡市寺田にある大泉育苗組合の施設で、2025年産米の水稲種子の温湯消毒作業が行われている。作業は28日から始まり、作業員4人がローテーションを組んで日量約1㌧、今シーズンを通して、生産者44人分となる約13㌧を処理する。

消毒する品種は、「はえぬき」や「つや姫」、「雪若丸」など6品種。

温湯消毒は催芽袋に詰めた種もみを60度の温水に10分間浸して病原体を消毒し、冷水につけて種もみを冷まし脱水するまでの一連の作業を行う。農薬を使わないため廃液が発生せず環境にも優れ、コストも低く抑えられるメリットがある。

同組合では農薬成分を減らした安全安心な米の生産、販売に向けて12年から温湯消毒に取り組んでいる。

同組合の菅原一紀温湯管理主任は「適正な水温管理で温湯消毒を行い、生産者のみなさんに減農薬の安全な種子をお届けしたい」と話した。作業は3月20日過ぎ頃まで行われる。

 

温湯から種もみを引き上げる作業員

 

 

topics

この記事に関連する記事一覧