SEADS(シーズ)第6期生入校式
鶴岡市立農業経営者育成学校「SEADS」(シーズ)で4月3日、第6期生の入校式が同市千安京田の同校で行われ、関係者ら45人が出席した。
県内外出身の20~40代の男女9人が、持続可能な農業の技術や経営を、座学と実習を通じて2年間学ぶ。
百瀬清昭校長は式辞で「本校は幅広い知識と技術を学び、農業経営のプロを目指す学校である。頻発する自然災害や緊迫する国際情勢など課題は多くあるが、夢がある・やり甲斐がある・役に立つという『3Y農業』を目指し、仲間とともに和気あいあいと楽しく学び、伸び伸びとチャレンジしてほしい」と激励した。
新入生を代表して新関ゆみさん(41)が「一度きりの人生、後悔の無いように生きるためにチャレンジしたい。これからの2年間、さまざまなことに真摯に取り組み、経験を積み重ね、仲間とともに過ごす実り多い日々の中で成長していくことを誓う」と決意を述べた。
新関さんは会社員をしていたが、農家である両親が味わった苦労と喜びを味わいたい、自分の力で農業経営にチャレンジしたいと思い入校を決めた。
同校は行政、JA鶴岡やJA庄内たがわ、教育機関、民間企業と連携して2020年4月に開校。昨年「新規就農 よろず相談所」を開設しており、研修開始はもちろん、就農後の経営安定化までをサポートしている。これまでに27人の新規就農者を輩出。
JA鶴岡はこれまで、産地視察や入校体験会に協力したほか、職員が講師となって農業経営やなどについて講義を行っている。
誓いの言葉を述べる新関さん
6期生の皆さん、ご入校おめでとうございます!