湯田川催芽場安全祈願祭を開催

読了までの目安時間:約 2分

 

当JAでは4月1日、湯田川キャッシュサービス脇の催芽場ならびに同地区にある由豆佐賣神社にて、豊穣と催芽作業の安全を祈願する安全祈願祭を行いました。

催芽作業を迎えるにあたり今野組合長は「26年産米は、催芽のおかげもあって良好な作柄だった。課題が多い米情勢だが、農家は良質米を作ることが最大の使命。先駆けとなる催芽作業を、安全に行っていただきたい」と話しました。

今後は庄内一円をはじめ、遠くは新潟県より230トンの種籾が4月いっぱい持ち運ばれて芽出し作業が行われる予定です。

湯田川地区の芽出し作業は、湯田川温泉にある各旅館の廃湯が流れ込む水路を使ったもので、水稲の芽出しには絶好の条件となっています。

10キロ程の種籾を入れた麻袋を約12時間ほど浸した後に、水路に渡した板の上に半日ほど蒸す事によって種籾の発芽が促進される効果があり、江戸時代後期の1848年より続く地域の伝統行事としても知られています。
同地区にある由豆佐賣神社には、創始者である旧湯田川村の大井多右衛門の功績をたたえる石碑があり、毎年芽出し作業の始まりに合わせて関係者一同で安全祈願を行っています。

 

湯田川芽出し

今年も良質米を願って。

 

topics

この記事に関連する記事一覧