燃料課よりお知らせです
西郷倉庫で25年産米入庫始まる
9月11日、JA鶴岡管内で2025年産米の入庫が始まり、初検査行われた。鶴岡市のJA西郷倉庫では、「はえぬき」「雪若丸」などを合わせ約1100袋(1袋30㌔)とフレコン21本を検査し、うち主食用米は全量1等に格付けされた。
今年も6月中旬頃から高温で推移したため出穂が早まり、例年より稲刈りの開始が早まった。
9月末ごろから「つや姫」「コシヒカリ」などの晩生品種の入庫も始まり、JA鶴岡の倉庫では例年並みの約10万俵(1俵60㌔)の入庫を見込んでいる。
検査補助員が新米のサンプルを抽出
サンプルを検査するJA検査員
ネットメロン精算報告会を開く
JA鶴岡と西郷砂丘畑振興会は9月5日、鶴岡市の東京第一ホテル鶴岡で、2025年度ネットメロン精算報告会を開いた。生産者、JA役職員、市場関係者など約130人が参加した。
出荷数量は昨年よりも2500㌜ほど少ない46万5500㌜であったが、平均単価は2520円台と過去最高を更新。販売高は5年連続で11億円を突破し、11億7640万円となった。
西郷砂丘畑振興会の田中善明会長は「輸送問題に対応するため、集荷時間割やパレット積みについて皆さんにご協力いただき感謝申し上げる。今年は春先の低温・日照不足で経過し、6月下旬からは高温少雨と今までになく肥培管理が困難であった。端境期の軽減や極端なピークの解消など課題は多くあるが、平準出荷を重視し対策を講じながら、鶴岡の高品質で安心・安全なネットメロンを消費者にお届けするため専門部の皆さんからもさらにご協力いただきたい」とあいさつした。
JAの担当者が春先の低温による奇形果や6月以降の高温による日焼け果の発生、つる枯れ病やべと病などによって秀品率や出荷数量が減少したことを説明。販売についてはピークが平年より1週間程度遅れたため、他産地と競合することがなく、スムーズな産地リレーができたこと、また、事前商談による企画販売などの有利販売を行うことができたことを報告した。
市場関係者からは、高温期の品質管理徹底の強化や赤肉青肉のセット販売ができる出荷体制、50万㌜を目指した面積の維持・拡大をお願いしたいと要望された。
また、高品質なメロンを栽培した生産者と集落を対象に共励会表彰が行われ、集落の部で西茨が受賞した。
あいさつする田中振興会会長
共励会表彰を受賞した西茨集落の代表佐藤龍一さん
「女性部のつどい」を開催
JA鶴岡女性部は9月7日、東京第一ホテル鶴岡にて、今年から始まった新事業「女性部のつどい」を開催し、部員や関係者90名が参加した。石塚公美部長は「農作業で忙しい時期だが、リフレッシュの場として楽しんでほしい」とあいさつした。
第1部では、うぃずグループ代表の山口喜代美さんが「食で育む心と身体、食べる力・生きる力・叶える力」をテーマに講演。食べる力(栄養を摂る能力)、生きる力(より良く生きる能力)、叶える力(夢を実現する能力)の具体例を交えて解説し、日々の食生活を見直すヒントを提供した。参加者からは「健康的な生活の大切さを実感した」との声が寄せられた。
第2部では、JA鶴岡ファーマーズマーケット「もんとあ~る」の地元食材を使用したホテルシェフ特製の地産地消ディナーが提供され、普段とは一味違うアレンジ料理を楽しむ姿が見られた。また、景品が当たる抽選会も行われ、会場は笑顔に包まれた。
参加者は、講演での学びやおいしい料理を味わいながら、交流を楽しむ充実したひとときを過ごした。
食事内容の大切さを伝える講師の山口さん
部員同士の交流を楽しみました
燃料課よりお知らせです
児童が「だだちゃ豆」の収穫を体験 青年部南支部
JA鶴岡青年部南支部は9月2日、鶴岡市立斎小学校の3年生18人を対象に、管内特産のエダマメ「だだちゃ豆」の収穫と調理を指導した。
児童は食育学習の一環として、市内の農事組合法人IWCの圃場(ほじょう)で、6月に「だだちゃ豆」の種まきを体験。その後は草取りを行うなどしながら生育を見守ってきた。
児童は、胸ほどの高さに成長した品種「おうら」の株を土から引き抜き、さやもぎ作業をした。小学校へ戻り、自分たちの手で育てた「だだちゃ豆」を味わってもらおうと、とれたてをすぐに調理。シンプルにゆで豆にして夏の味覚を堪能した。
作業を体験した児童は「収穫は楽しかったけど、さやもぎは大変だった。採れたての『だだちゃ豆』はとてもおいしかった」と笑顔で話した。
収穫の仕方を説明する青年部員㊧
だだちゃ豆採れたよ!
調理も頑張りました!
鶴岡地域良質米生産推進協議会が作柄検討会を開く
鶴岡地域良質米生産推進協議会は8月29日、作柄検討会を開いた。鶴岡市、生産者、JA鶴岡などの関係者39人が参加して稲の生育状況や刈り取り適期を確認した。
管内3カ所「はえぬき」「つや姫」「雪若丸」の展示圃を巡回した。耕種指導係が青籾歩合などを調査し、各圃場で取り組んでいる栽培方法や肥料高騰対策の試験状況を説明した。
今年は4月に断続的な降雨があり圃場準備が遅れ、田植え後5月下旬の低温、日照不足で生育が遅れ茎数が増えない状態だったが、6月に入り生育が持ち直した。中干から出穂にかけて7月は無降雨状態で経過し水の確保が難しい状況だった。管内では出穂が平年より3日程度早く、管内平均で「はえぬき」が7月27日、「雪若丸」が7月28日、「つや姫」が8月5日となった。㎡当たりの籾数は、「はえぬき」で多い、「雪若丸」でやや多い、「つや姫」で少ないと品種で差が出ている状態となっている。刈取り時期については、登熟進度が高温により早まっていることから適期刈り取りを行うよう呼び掛けた。