黄金産孟宗の出荷はじまる
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鶴岡市黄金地区で、特産の「黄金産孟宗(もうそう)」の集荷が始まり、JA鶴岡の金谷選果場には収穫した孟宗が次々と持ち込まれた。
5月3日には出荷規格や集荷方法を確認する目揃い会が開かれ、生産者45人が出席した。はじめにJA鶴岡の組合員組織である特産物専門部の八幡晋専門部長が「これから約1カ月間にわたり孟宗の収穫がはじまるが、けがのないように作業にあたってほしい」とあいさつした。
黄金産孟宗はその昔、金峯神社の社殿を造る際に京都から下ってきた宮大工が京都の竹株を持ち込み、これを庄内平野の一角、金峯山の麓に植えたのがはじまりと言われている。黄金地区は西側を金峯山によって遮られているため、西風と西日があたらなく適度の湿り気があり、土が乾くのを嫌う孟宗には好条件となっている。
今年は積雪が多く雪解けが遅れると思われたが、4月の気温がやや高めに推移したことにより昨年並みで出荷開始となった。5月いっぱい集荷が行われ、JAでは約45㌧の集荷を見込んでいる。
集荷作業を行う作業員
集荷された孟宗はサイズごとに仕分けされ、梱包される