総代研修会 スマート農業が拓く未来を学ぶ
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JA鶴岡は1月29日、鶴岡市の東京第一ホテル鶴岡で総代研修会を開いた。関係者約370人が出席した。
「スマート農業を利用した農業の未来と地域活性化について」と題して(株)日本総合研究所創発戦略センターエクスパートの三輪泰史氏が講演。
農業が直面する課題やスマート農業の目的、目標である超省力化、データ活用などを実現する農業用ドローン(小型無人飛行機)、遠隔操作による水田の自動給排水、自動運転農機などを紹介、国もスマート農業を厚く支援する方針であることを伝えた。
日本農業のV字回復には、従来型の農業保護政策では不十分で発想の転換が不可欠であり、IoT(機器などをインターネットでつなぐ仕組み)を活用し農業関連データの活用、農業のアウトソーシングなどで新たな地域ビジネスが生まれ、地域活性化され農業が魅力的な産業に代わる事が可能であると述べた。
佐藤茂一組合長は今後も異常気象が想定される中、リスク分散のためにも水稲、園芸による複合経営が今後より有効であるとの認識を示し、販売額100億を目指し園芸品目強化に向けエダマメの共選作業が本格稼働すること、パイプハウス8割補助のリース事業を検討していることを伝えた。
また、JA山形中央会常務今田裕幸氏より農業・農政などの情勢報告が行われた。
スマート農業で変わる農業の姿を説明する三輪氏
スマート農業や農業情勢を学んだ総代研修会