アルストロメリア中間検討会を開く
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JA鶴岡アルストロメリア専門部は8月28日、鶴岡市のJA北部集荷場で中間検討会を開いた。関係者22人が出席した。販売実績や各市場担当者から市場動向の報告、栽培管理について説明が行われ、今後の作付け品種の紹介・検討や今後に向けての課題整理を行った。
アルストロメリアの出荷数量は、天候の影響もあったが順調に推移し、2019年1月から7月末までで前年同期比9%増の142万3000本を出荷。安定した単価で販売され販売額も11%増えた。
市場からは、改元に伴うブライダル需要もあり、大型連休の影響もなかった。10月の消費税増税を前に9月に出荷してほしい。JAと綿密に連絡を取り合い、しっかり販売していきたいと伝えられた。
同専門部では、19年1月から環境モニタリング試験を開始した。株式会社IT工房Zの商品「あぐりログ」を生産者の圃場(ほじょう)に設置し、室温や土壌水分などの環境情報をデータ化し蓄積している。今後はデータを活用してアルストロメリアの栽培マニュアルを確立し、時期によって最適な管理を行うことで生産者の技術底上げ、所得の向上を目指す。
アルストロメリア専門部長の阿部秀和さんは「目標販売高を達成するため、課題を整理しながら秋以降の生産管理に生かしていこう」と呼び掛けた。