フリージア実績検討会で課題を整理
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JA鶴岡花き振興部会は6月15日、鶴岡市のJA北部集荷場でフリージアの2019年度実績検討会を開いた。生産者ら9人が出席し、販売実績や市場動向を報告した後、20年度に向けた課題を整理した。
19年度は、2月頃から新型コロナウイルス感染拡大の影響で花の需要が落ち込み、前年度比15・4%減の約42万4000本の出荷となり、販売額も前年を下回った。JA販売担当者は「全体的に厳しい状況だが、市場と情報交換を密にし、少しでも単価が高くとれるようにしたい」と話した。
昨年に続き暖冬の影響で、促成作型・季咲き全般で丈が長く草勢はボリュームがあったため、秀品率が上がりクレームもなかった。
JA園芸指導係は、生育障害を防ぐため毎作土壌分析を行い畑の状況を把握することや、葉焼け対策として急な日照に対応できる環境づくりが大切だと伝え、換気は早朝からゆっくり行い、蒸散抑制剤を定期的に散布することや、適度にかん水することなどの対策を呼び掛けた。
次年度作付けに向けて、促成栽培における効果的な高温処理とエチレンガス処理方法や、病害虫対策についても確認した。
次年度作付けに向けて課題を整理する生産者