「だだちゃ豆」初出荷式 販売高8億円目指す
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JA鶴岡は7月29日、鶴岡市のJA北部集荷場で、特産エダマメ「だだちゃ豆」の初出荷式を開いた。2020年度は関東や関西の市場を中心に全国各地へ平年並みの850㌧の出荷を見込み、販売高8億円を目指す。8月中旬に最盛期を迎え、9月上旬まで続く。
初出荷式には関係者約30人が出席。今年は安全祈願祭の他、新型コロナウイルス感染の収束を願って疫病退散祈願も行われた。
その後、JA代表者らがテープカットをして、京浜市場に向けて「早生甘露」を積んだトラックが出発した。
佐藤茂一組合長は「今年の栽培環境は大変厳しいが、味については例年通りのおいしいだだちゃ豆に仕上がった。新型コロナの感染拡大による外出自粛でストレスを抱える消費者に、おいしいだだちゃ豆を届けて元気になってもらうため、生産者・JA職員一丸となって取り組んでいく」と述べた。
加賀山雄だだちゃ豆専門部長は「生産者はコロナに負けず一生懸命おいしいだだちゃ豆を作っている。家で過ごす時間が長くなった今、多くの方に食べていただき元気になってもらいたい」と話した。
今年は長雨、日照不足により生育がやや遅れており、特に後半品種への影響が懸念される。
20年度は専門部の208人が254㌶で栽培。昨年からは選別・袋詰めを請け負い労働力不足を解消するための共選施設も稼働している。
安全祈願と新型コロナウイルス感染の収束を願って疫病退散祈願をした
テープカットで「だだちゃ豆」の出荷を祝う関係者
全国へ向け「だだちゃ豆」を積んだトラックを拍手で見送る関係者