湯野沢地区でICT活用「ほ場水管理システム」の実証試験を開始
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今年度から鶴岡市湯野沢地区では、国営かんがい排水事業におけるICTを活用したモデル事業として、離れた場所でも水田の水管理ができる「ほ場水管理システム」の実証試験を始めた。
揚水ポンプと圃場(ほじょう)に設置されている給水栓を遠隔操作・自動制御することで、これまで操作のために圃場に行っていた時間を削減して農作業の負担軽減や、限りある用水の有効活用が期待される。
導入した農家は「だだちゃ豆栽培をしている農家も多いので、水管理の労力軽減を期待したい」と話した。
管内ではスマート農業の取り組みとして、2019年からリモートセンシングによる生育診断と、スマートフォンを活用した自動給水装置を2カ所(開水路とパイプかんがい)に導入し、検証試験を行っている。
水田管理システムのイメージ
南東北クボタの担当者から自動給水装置「WATARAS」の説明を受ける参加者
生育量に問題がないか確認する耕種指導係