湯田川孟宗の出荷はじまる
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鶴岡市湯田川で24日、特産のタケノコ「湯田川孟宗(もうそう)」の出荷が始まった。例年より5日ほど早い。
集荷場には、生産者21人が、朝掘りしたばかりの孟宗を次々と運び込み、約370㌔を出荷した。
同部会の生産者は60人。JAでは、約7~8㌧の出荷を見込み、出荷のピークは5月上旬ごろの予想。湯田川孟宗は、豊作の表年とそうでない裏年が繰り返されており、昨年は表年にあたり約17㌧の収穫があった。
「湯田川孟宗」を販売するJA鶴岡湯田川孟宗部会の佐藤久男会長は「今年は裏年にあたるが、たくさんのお客さんに食べてもらえるよう、生産者も頑張って出荷する。旬の味覚を味わってほしい」とPRする。
今年は、4年ぶりに直売所の営業も予定しており、集荷場脇の施設で4月26日からオープンする。直売所は例年、掘りたてを求めて地元のほか県内外から大勢の人が訪れている。
JAでは昨年から、通信販売向けの孟宗について、黄金産、湯田川産を「鶴岡産孟宗」として全国に売り出している。ファーマーズマーケット「もんとあ~る」白山店には、各地区の生産者が孟宗を出荷しており、旬な孟宗が店頭に並ぶ。
「湯田川孟宗」を集荷する作業員