総代研修会 持続可能な農業・農村の未来を考える

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JA鶴岡は1月30日、鶴岡市の東京第一ホテル鶴岡で総代研修会を開き、関係者313人が出席。

佐藤茂一組合長は「令和5年度の農業生産は夏場の高温少雨の影響が大きく、主食用米の一等米比率5.6%と著しく低下、だだちゃ豆、ミニトマトをはじめとする農産物全般で収量減少、品質低下という過去に経験したことのない状況となった。地球温暖化により今後も同様の状況に至ることが予想されるため、関係機関と連携しながら高温対策を講じていきたい。今後も農家所得の向上、農協経営の健全のためさらなる経営刷新に取り組んで行く」とあいさつした。

東北大学名誉教授の両角和夫先生が「持続可能な農業、農村の実現に向けた 農協のあるべき姿」と題して講演。

現在、農政改革における政府の方向性は農協の合併に進んでおり、もっと他の方策があるのではないかという視点からネットワーク型農協の考え方について、事例を交えて話した。

農協は総合事業を行っており、その事業は各農協で連携してスケールメリットを生かすことで地域の課題解決につながる。これが農協間のネットワークを構築する機能合併であるとして、両角先生は「農業の問題は社会の問題、地域の実態を把握し課題解決をしていく中心部署を作ることが必要であり、業務に精通した職員を育てることが求められる」と話した。

あいさつする佐藤茂一組合長。

講演する両角先生。

 

 

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