「もんとあ~る」全体会議を開く
産直課は3月7日、鶴岡市農村センターでファーマーズマーケット「もんとあ~る」の全体会議を開いた。出荷者のほか、五十嵐廣運営委員長ら産直運営委員、JA役職員ら約130人が参加した。
五十嵐廣運営委員長は「2024年度は2店舗で販売額10億円を達成した。今後は駅前店の新築移転も控えており、さらに地域の方々に愛され、より良いもんとあ~るにしていこう」とあいさつした。
株式会社ファイトクロームのマーケティング部須藤修氏と営業第2部関信氏を講師に招き「植物のストレス抵抗性を強化するバイオスティミュラント(BS資材)とは?」と題し研修を行った。
近年の異常高温や豪雨など作物の生育に大きく影響が出ており、その気候に対処するためのBS資材について説明。植物が本来持っている自然環境ストレスへの抵抗力を活用し、BS資材を使用することで環境ストレス耐性向上や肥料の吸収をサポートし、作物の品質アップにつながる。具体的には土壌保水材や窒素固定菌、湿害回復資材などを紹介した。
その後、24年度の取り組み報告および25年度に向けての協議のほか、出荷者表彰を行った。25年度には安心・安全・品質管理の徹底や会員の獲得・増産、もんとあ~る駅前店の新築、搬入時間と陳列のルール、農薬の適正使用などについて協議を行い、取り組むことを確認した。
出荷者表彰では、24年1月1日から12月31日までの1年間の売り上げと前年同期間を比較し伸び率上位者3人を表彰。第1位に今野勝さん(谷定)、第2位に岩浪文子さん(荒井京田)、第3位に菅原ふみ子さん(小淀川)が輝いた。特別表彰として90歳を超えてからも出荷を続け、長年産直事業に貢献してきた榎本千枝子さん(少連寺)を表彰した。
あいさつする五十嵐運営委員長
BS資材の説明をする須藤氏
功労者表彰(左から榎本さん、五十嵐運営委員長、保科亙組合長、今野さん)