庄内広域育成牧場 放牧開始
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鶴岡市羽黒町にある庄内広域育成牧場(月山高原牧場)で5月12日より繁殖用のメス牛の放牧が開始された。
初日には庄内一円から138頭が集まり、当JA管内の畜産農家6戸からは28頭が入牧した。
集まった牛は1頭ずつ体重、体高を測定し、群れに分けて放牧された。
入牧作業後には、放牧中の安全と牛の健全な育成を祈願し、祈祷が行われた。
この放牧は昭和52年から開始され、昨年より庄内町と大網の放牧場も集約されたことにより、庄内全域からの大規模な受け入れとなっている。
夏でも涼しく環境の良い牧草地で放牧され、秋頃には大きい牛で100kg以上も成長する。
鶴岡市森片で和牛繁殖経営を営む伊藤長市さんは11頭の牛を入牧させ、
「放牧を通して足腰の丈夫な牛が育つ。これから半年程、事故なく健康に育ってほしい」と話した。
さらに5月19日には乳牛・和牛親子が入牧し、全体で約180頭が放牧される予定。