田川そばの郷ソバ全量1等/つるおか大産業まつりで提供
JA鶴岡は10月16日、鶴岡市の田川北部ライスセンターで今年産ソバ「でわかおり」の初検査を行った。90袋(1袋22・5㌔)が全量1等となった。
検査を依頼した一般社団法人田川そばの郷は、中山間地域である田川地区をソバの産地にしようと地域おこしの一環として設立した。検査を受けた玄ソバは製粉し、イベントで社員が手打ちそばを提供する。10月19、20の両日、鶴岡市小真木原運動公園で開かれるつるおか大産業まつりと、11月3日に鶴岡市田川コミュニティセンターで開かれる田川新そば祭りなどで味わうことができる。
農産物検査員は、抽出されたサンプルの水分や容積重などを確認し等級を判定。「品質は近年にないほど良く、充実度の高いソバとなった。今年は天候に恵まれ、台風が来る前に収穫できたことも1等になった要因」と話す。
同法人の榎本政規代表は「1等に格付けされたのは生産者としてうれしい。イベントでは打ち立てのおいしいソバを皆さんに食べてほしい。来年度もJAの指導を受けながら収量、食味のよいソバを作っていきたい」と意気込んだ。

田川焼畑赤かぶ目揃い会 焼畑赤かぶの出荷始まる
JA鶴岡の田川赤かぶ専門部班は10月11日、鶴岡市のJA田川支店で赤カブ「田川焼畑赤かぶ」の目揃い会を開いた。
生産者ら11人が参加。同日から出荷が始まり、本年度は9㌧を超える出荷が予定される。
伊藤英夫班長は「天候にも恵まれ、また営農指導員より栽培管理情報がこまめに発信されたおかげで、生育も順調で肥大もよく昨年よりも早い出荷となった。これから出荷最盛期となるが品質に気を付けて出荷してほしい」と話す。
JA営農指導員が、等階級の変更点や出荷重量などの注意点を説明、選別を徹底する事を伝え、参加者はサンプルを見ながら出荷規格を確認した。
「田川焼畑赤かぶ」は、江戸時代から続くこだわりの自然農法で生産され、焼き畑農法にこだわり栽培されている。

温室メロンの出荷が最盛期
JA鶴岡では、温室メロンの出荷が最盛期を迎えている。管内では同JA温室メロン専門部の13人が「アールスメロン」を栽培。関東と関西の市場に出荷している。温室メロンに代表されるアールスメロンは高級メロンで、T字型のツルを付けた状態で出荷される。果肉のみずみずしさと細かな網目が特徴だ。
出荷の最盛期は今月いっぱいで、11月上旬まで続く見込み。同専門部では2019年度は約12・4㌧の出荷を計画している。
9月下旬に開いた目揃い会ではサンプル品を見ながら、各当階級のネットの密度・盛り上がりや形状など出荷規格や箱の詰め方などを確認した。
JAの営農指導員は「今季は猛暑に見舞われたが、玉が大きくて網目もきれいなメロンができている」と話す。
同専門部の佐藤弘樹部長(49)は「愛情を込めて育てたこだわりのメロンは糖度も十分。多くの人に味わってもらいたい」と話した。



女性部上郷支部「かがやき講座」でおから料理を学ぶ
JA鶴岡女性部上郷支部は10月7日、鶴岡市上郷コミュニティーセンターで、組合員家庭の女性を対象に第4回かがやき講座を開き、受講生17人が参加した。
「おからを使った料理講習」と題し、市内で総菜屋「ごちそうカイトン」を営む海藤道子さんを講師に招き、栄養豊富で食物繊維がたっぷり含まれており、健康食材としても注目されている「おからパウダー」を使用して、おからふりかけけ、おからと根菜のピリ辛みそ汁 など4品を作った。
海藤さんは「手軽に使える食材なので、おからパウダーの使い方を学んでぜひ家でふるまってほしい」と話し、肉だねやお菓子などに使うときは生地や水分としっかり混ぜ合わせるようにし、汁物に入れるときは水分量をみながら濃度を調節して使用するよう、料理別の使い方のこつを参加者に伝えた。
参加者は「汁物におからパウダーを入れることでコクが増し、とろみのような役割にもなりおいしい」と話した。
次回は10月30日に、防災食作り講座を開く。


園児と秋の味覚を収穫 青年部北支部
JA鶴岡青年部北支部は10月7日、鶴岡市のほなみ保育園でサツマイモ・サトイモ掘り体験に協力し、園児67人らが芋掘りを楽しんだ。
はじめに青年部員がスコップで土を掘り起こし、園児が収穫しやすいように準備、青年部員が芋掘りのやり方を教え、園児らは一斉に素手で掘り始めた。園児たちは、大きな芋がどこにあるか競い合うように探したり、サトイモは力を合わせたりしながら、土の中から丁寧に掘り起こした。
収穫を体験した園児は「赤ちゃん芋から大きい芋まで取れて驚いた。来年も楽しみ」とうれしそうに話してくれた。
収穫したサツマイモは、焼き芋やスイートポテトにして園でおやつとして提供される。


葬祭会館「アク・サン」業務提携5周年感謝祭 多くの来場者でにぎわう
JA鶴岡生活課セレモニーは10月6日 、葬祭会館「アク・サン」との業務提携5周年を記念し鶴岡市のアク・サン大山で感謝祭を開いた。
オープン前には行列ができきるほどの盛況ぶりで460人が来場した。
同JAではホール葬が9割近くを占めており、より地域に根差した葬祭会館となることや、セレモニー互助会の周知、日頃の感謝の意を込めて企画された。
会場では、互助会加入キャンペーン、葬儀事前相談、人形・遺品供養を受け付けた他、来場者に楽しんでもらおうと各種商品を用意した抽選会やキッズコーナー、オリジナル缶バッジ、産直野菜の詰め放題、焼きそばなどをふるまう屋台コーナーなどを用意した。
同課の工藤妙課長は「目標を超える多くの方から来場いただいた。アク・サンをより身近に感じていただけたと思う。事前相談、互助会についてお気軽に相談していただければ」と話す。

「鶴岡 鶴姫レッドメロンサンド」一村逸品大賞前期優秀賞 受賞!
山形県鶴岡市の(株)来ばえちゃ本舗が販売する焼き菓子「鶴岡鶴姫レッドメロンサンド」が、一村逸品大賞前期優秀賞を受賞した。
受賞した水口健史所長は「この受賞が、鶴岡産メロンのPRになれば受賞以上に大変うれしい。これからも産地を盛り上げていきたい」と受賞の喜びを語った。
同商品は、市内の観光施設で販売しているお土産品は、エダマメ「だだちゃ豆」、サクランボ、西洋梨「ラ・フランス」が多く、庄内特産のメロンの商品が少ない事から企画され、JA鶴岡が原材料を提供、JA担当者も開発に協力し今年4月から販売を始めた。
パッケージは、メロン「鶴姫レッドメロン」の鮮やかなオレンジ色を生かし他のお土産品と色でも差別化した。また、販売を始めてからも包装資材に改良を加え、より長期保存を可能とし通年販売につなげている。
JAでは、メロンの販売時期にメロンサンドも一緒に売り込んだことで、スーパーなど販売店ではメロンと並べて販売されるなど、これまでにない売り場作りにつながるなど相乗効果も見られた。
一村逸品大賞は、前期からは3点が選ばれ、後期から選ばれた優秀賞と合わせ来年2月に年間大賞と金賞が決まる予定。

一村逸品大賞前期優秀賞を受賞した水口健史所長 (右)と開発に協力したJA園芸特産課上林誠販売主任 (左)
加工用キャベツ 選別基準を確認
JA鶴岡は10月4日、鶴岡市のJA鶴岡北部集荷場で加工用キャベツの目揃会を開いた。
営農指導員がサンプルを見せながら選別基準を説明。販売先の需要に合わせ1玉あたりの出荷重量が変わった事、外葉を残す際の注意点や果尻の割れ、病害虫被害を確認し、鉄コンテナ詰める際は隙間なく詰める事を確認した。
販売担当からは「加工用と言っても品質は大事。鶴岡産は良い評価を得ているが、何個か割って中身を確認し出荷する事や精度の高い出荷計画にするために生育状態や出荷予定をまめにつないでほしい」と呼び掛けた。
出荷されたキャベツは、業務用にカット野菜などさまざまな用途で使われる。11月には出荷最盛期を迎え、本年度は250㌧を超える出荷を目指す。

鈴木博斗さんが「第7回山形まるごとマラソン」ハーフ男子で優勝
10月6日に開かれた、山形市中心部を走る「第7回山形まるごとマラソン」にJA鶴岡本店営業課の鈴木博斗さん(23)が出場し、ハーフ(21・0975㌔) の男子で1時間4分50秒の大会新記録で初優勝した。
霞城公園や市役所前の大通り、馬見ケ崎川沿いなどを巡るハーフには、国内外から集まったランナー4629人が出場した。
鈴木さんは「優勝できると思っていなかったので、勝負で勝ち切れてよかった。中盤前から一騎打ちとなり緊張感もあったが、ラストで勝てたのは自信になった。今後も調子を落とさず大会に臨みたい」と話した。

サヤインゲン目揃い会で出荷規格を確認
JA鶴岡サヤインゲン専門部は10月2、3の両日、鶴岡市のJA北部集出荷場とJA西郷選果場で抑制栽培のサヤインゲンの目揃い会を開いた。関係者約40人が参加。
JAの営農指導員が出荷規格に基づいて各等階級の長さや太さ、曲がりや傷の程度をサンプルを見せながら説明。「箱詰め後に出荷ダンボール箱のフタが盛り上がっていると傷がつきクレームにつながるので、きれいに並べてほしい」と箱詰め時の注意事項も伝えた。
販売担当は「夏以降の暑さと9月の台風の影響で全国的に出荷量が少なく、秀品不足で、価格は平年に比べて高値で推移している。健康に留意し、出荷終了まで1箱でも多く出荷をお願いしたい」と呼び掛けた。
抑制栽培のサヤインゲンは同専門部64人で栽培。出荷は11月下旬頃まで続く。
