収穫体験で「だだちゃ豆」の魅力伝える 大泉フェローズ
山形県鶴岡市の農事組合法人「大泉フェローズ」は8月5日、同市布目の収穫体験圃場(ほじょう)で特産エダマメ「だだちゃ豆」の収穫体験イベントを開いた。
35人が参加し、同法人のベテラン農家からアドバイスを受け「甘露」10株を収穫し、さやもぎを体験した。
今年は7月に断続的な降雨があったが、梅雨明けによる気温上昇の影響もあり肥大が進み、品質は上々。
小池貢代表理事は「収穫体験を通して、多くの方に特産のだだちゃ豆を知ってもらうチャンス。実入りもよくおいしいだだちゃ豆ができたのでぜひみなさんから味わっていただきたい」と話した。
同法人は大泉地区の農家77戸で構成し、米と大豆を生産・販売する同市最大の農事組合法人。大泉地区で特産の「だだちゃ豆」の魅力を広く知ってもらおうと7年前に収穫体験圃場を開設し、9㌃で「甘露」と「白山」の2品種を栽培している。8月19日にも収穫体験イベントを開催予定。受付は7時30分~10時までで、予約は不要。参加費は1000円で今が旬のだだちゃ豆「白山」10株を収穫、お持ち帰りできる。
力いっぱいだだちゃ豆の株を引き抜く参加者
楽しく収穫できました!
「生き活き塾」で笑って汗流す
JA鶴岡女性部は7月31日、鶴岡市農村センターで「生き活き塾」を開いた。女性部員外にも女性部の活動を知ってもらうことと、部員同士の交流を目的に開催しており、女性部員とJA管内の女性19人が参加した。
第1回となる今回は「楽しく動いて身体も心もリフレッシュ!」と題し、たかだてスポーツクラブ事務局長の荻原恵美さんを講師に招いた。下半身の筋力維持・向上を目的とした運動や、ボールを使った筋トレで全身をほぐした後、音楽に合わせ楽しく体を動かし、たくさん笑って健康的な汗を流した。
荻原さんは「不調な身体も自分の大切な身体。自宅でも簡単に取り組めるトレーニングなので、調整しながら動かしてみてほしい」と話した。
女性部では、女性が気軽に楽しく参加できる仲間づくりの場として、2021年度より「生き活き塾」を開講。23年度は、9月にテーブルマナー講座、11月に料理講座、年明け2月にみそ造り講座と、年4回開催予定。
荻原さん㊧の指導のもと楽しく全身を動かした
ボールを使って筋トレをする女性部員
決めのポーズで一枚!
ミニトマトの現地講習会を開く
JA鶴岡ミニトマト専門部は7月27日、今年度より本格導入されたミニトマト「キャロルムーン」の現地栽培講習会を市内の林崎と千安京田で開き、生産者やJA役職員ら20人が参加した。
株式会社サカタのタネの赤根勘人さんを講師に迎え、キャロルムーンが栽培されている圃場(ほじょう)で説明を受けた。
赤根さんは「キャロルムーンは夏向きの品種で、草勢が落ちづらく、蒸散力の強い品種で、成長点が強ければ収量アップにつながる。夜温に注意しながら、水管理を気をつけてほしい」と話した。
参加者はメモを取りながら熱心に話を聞き、圃場を実際に見てもらいアドバイスを受けていた。
同部会は8月下旬頃にそのまま秋期の管理について、講習会を予定している。
参加者に説明する赤根さん㊥
第2回きらめきカレッジ 庄内野菜美肌レシピ講座を学ぶ
JA鶴岡は7月26日、鶴岡市農村センターで第2回「きらめきカレッジ」を開き、受講生15人が参加した。
酒田市在住で野菜ソムリエプロの鐙谷(あぶみや)貴子さんが「身体の中からキレイに!~庄内野菜美肌レシピ講座~」をテーマに指導。きらめきカレッジの本格的な調理実習は4年ぶりに開いた。
今が旬の栄養たっぷりなだだちゃ豆を使って、「枝豆とトウモロコシのチーズサモサ風」と「冷やし茶碗蒸しの枝豆あんかけ」を試作。他に「鶏モモ肉のコムガー」「ナスのピリ辛炒め」など計7品を作った。
参加者は「旬の野菜を使ったレシピが知れて良かった」「塩麹の使い方が分かったので、自宅でも取り入れてみたい」と話した。
「JAの時間」では職員が、市民を対象とした「あぐりスクール」「あぐりセミナー」などの生活文化事業を紹介した。
調理のポイントを説明する鐙谷先生㊧
とても美味しくできました♪
もんとあ~る5周年祭でにぎわう
JA鶴岡のファーマーズマーケット「もんとあ~る」は7月22、23の両日、鶴岡市内の2店舗で5周年祭を開いた。約4500人が訪れ、過去最高の約1200万円を売り上げた。
2018年7月、店舗名をそれまでの「産直館」から「もんとあ~る」に改め、リニューアルオープンしてから5周年を記念した。
2000円以上の購入で産直卵のプレゼント、ポイント10倍付与の他、白山店では全国の8提携JAの桃やスイカ、マンゴーなどを販売した。
JAオリジナルブランド「鶴姫メロン」や「鶴姫レッドメロン」を限定特価販売し、庄内砂丘メロンを全国一律800円で発送。5周年記念企画として、お買上げレシートの税込金額の「5」の数により各種プレゼントを贈呈。また「白山茶寮」ではくじ引きを行い、引いたカラーボールの色により割引をするなど楽しめるイベントも行った。
JA営農販売部産直課の高橋千津課長は「今年も多くのお客さまにご来店いただき、盛大に5周年を迎えることができた。これからも買い物を楽しんでもらえるよう心がけていきたい」と話した。
8つの提携JAが各地の特産品を限定販売
白山茶寮も大盛況
もんとあ~る5周年祭で多くの方が買い物を楽しんだ
「だだちゃ豆」初出荷式 全国に出荷始まる
JA鶴岡は7月26日、鶴岡市のJA北部集出荷場で特産エダマメ「だだちゃ豆」の初出荷式を開いた。関係者約40人が出席し安全祈願祭の後、JA代表者らがテープカットをして関東の市場に向けてトラックが出発した。2023年度は800㌧の集荷を見込み、関東・関西地区の市場を中心に全国各地に出荷され、販売高8億円を目指す。
佐藤茂一組合長は「全国の「だだちゃ豆」ファンのみなさまお待たせしました。消費者、生産者のみなさまから笑顔になっていただける販売に努めたい」と述べた。
加賀山雄専門部長は「今年もおいしい「だだちゃ豆」を広く皆さんに食べてほしい。これから暑さが増していくので体調管理に気を付けて出荷して行きたい」と話した。
生育は順調で、品質・収量ともにおおむね平年並み。出荷は8月中旬をピークに9月中旬まで続き、安全安心で日本一おいしい「殿様のだだちゃ豆」を全国に届ける。
豊穣や作業安全を祈願した。
テープカットで「だだちゃ豆」の出荷を祝う関係者。
「だだちゃ豆」を積んだトラックを見送る関係者。
もんとあ~る「だだちゃ豆」の目揃い会を開く
JA鶴岡産直課は7月24日、鶴岡市のもんとあ~る白山店で「だだちゃ豆」の目揃い会を開いた。
もんとあ~るは、連日、旬の食材を求めるお客さまでにぎわっており、だだちゃ豆が店頭に並ぶ時期となった。
今年度だだだちゃ豆の出荷登録をしている産直会員は110人。だだちゃ豆の出荷最盛期を前に、収穫から出荷までの鮮度保持や店頭に陳列する際の注意点を確認した。
JAの園芸指導係は「産直はお客さまが生産者を選んで購入できる場所です。選果・選別を徹底し、自分のファンを作りましょう」と呼び掛けた。
出荷規格を確認する生産者。
子どもたちが給食で特産のメロンを味わう
鶴岡市学校給食センターは、7月20日、鶴岡市内の小学校9校と中学校4校に、JA鶴岡管内の西郷地区で栽培されたアンデスメロン475玉、約3700人分を給食で提供した。
鶴岡市湯野浜小学校には、生産者とJA鶴岡の園芸指導係が訪れ、5年生の児童に、特産の庄内砂丘メロンは、約110㌶の砂丘地で3つの品種が栽培されていることや、品種ごとの特徴について説明。
生産者の阿部翼さんは「気温が低いと受粉するためのミツバチの動きがにぶくなる。そのため、温度管理に気を付けている」と栽培時の注意していることを伝えた。
児童たちからは「メロン作りで大変なことはなんですか」「メロンの網目ってなんですか」など多くの質問が出された。
児童たちは8分の1にカットされたアンデスメロンを食べると「おいしい」「甘い」など歓声をあげた。また、残ったメロンはじゃんけん大会で争奪戦をして楽しんだ。
メロンの紹介をする生産者。
わんぱくにメロンを食べる児童。
女性部西郷支部が旬の農産物を寄贈
JA鶴岡女性部西郷支部は7月20日、鶴岡市内の特別養護老人ホームしおん荘、養護老人ホーム思恩園、児童養護施設・七窪思恩園に、取れたての夏野菜や特産のメロンをプレゼントした。
「メロン一粒運動」は、1976年から西郷婦人会が社会福祉への貢献を目的に始め、2014年から女性部西郷支部と合同で取り組んでいた。2021年度をもって西郷婦人会が解散したことから、女性部が活動を引き継ぎ、同支部の部員の家庭で収穫した農産物を寄贈することとした。今年もメロンやカボチャ、キュウリ、ナスなど西郷産の旬の農産物が集まった。
伊田貴子支部長は「部員のみなさんよりご協力いただき、庄内砂丘メロンをはじめたくさんのとれたて新鮮野菜を寄贈することができた。これからも人とのつながりを大切に、私たちもパワーをもらいながらこの活動を続けていこうと思う」と話した。
七窪思恩園では、女性部員らが玄関前で出迎えた職員に農産物を手渡した。
寄贈された農産物は、施設の食事として利用者に提供される。
旬の農作物をプレゼント
だだちゃ豆生産者大会を開く
JA鶴岡だだちゃ豆専門部は7月20日、鶴岡市のJA北部集出荷場で「だだちゃ豆」生産者大会を開いた。生産者と市場、関係機関が参加し、安全で日本一おいしい「だだちゃ豆」を消費者に届ける事を確認した。 今年の生育は順調で品質・収量ともに概ね平年並みだが、降雨後に好天が続くと莢(さや)肥大が進むことから収穫遅れに注意することを確認した。出荷は7月下旬から始まり8月中旬に最盛期を迎え、9月中旬までを見込む。
加賀山雄専門部長は「天候も夏らしくなり我々にとって熱い夏が始まる。皆さんからは体調に留意し力強く出荷をお願いしたい」と呼び掛けた。 佐藤茂一組合長は「今年の販売登録面積は233㌶と前年比8㌶減、生産者数も182人と前年比9人減となっている。その中で1人あたりの栽培面積が増加している。近年普及してきた収穫用コンバインが影響しているのではないかと思う。今後、さらに普及することで全体の栽培面積も増加するのではないかと期待している。また、外国人観光客が増加していることから農産物の需要が高まることが期待される。良い単価で販売できるように頑張っていきたい」と呼び掛けた。
「だだちゃ豆」を広く知ってもらうため、横浜駅構内にビッグポスターを掲示する。また、8月8日の「だだちゃ豆の日」に加茂水族館で試食イベントを開催するなどPRを予定している。
あいさつを述べる加賀山専門部長。
協議事項の説明を受ける生産者。