ネットメロン精算報告会開く

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JA鶴岡と西郷砂丘畑振興会は9月9日、西郷支所で2022年度ネットメロン精算報告会を開いた。出荷数量は約49万4900㌜(1㌜5㌔)で昨年を下回ったが、事前商談による企画販売を中心に計画的に販売できたことなどから高単価を維持し、販売高は約11億3000万円で2年連続11億円を突破した。

報告会は新型コロナ感染拡大防止のため2回に分けて開き、生産者、関係者らが出席した。同振興会の阿部栄喜会長は「平均単価はこれまでにないほどの高単価となったが、数量は50万㌜に届かなかった。次年度は数量、単価ともに今年を超えるよう皆さんからさらなるご協力をいただきたい」とあいさつした。
ハウス栽培は概ね順調に生育し高品質な仕上がりとなったが、露地栽培は6月上中旬の低温、曇天などの影響から着果不良や肥大不足により集荷数量は伸びなかった。次年度に向けて、低温に対する着果安定・果実肥大の安定に関する対策を園芸指導係が提案。安定販売につなげるため、数量や品質の変動を少なく安定生産を目指すことを確認した。

高品質なメロンを栽培した生産者と集落を対象に共励会表彰も行われ、今年は集落の部のみの表彰となり、長崎集落が受賞した。集落を代表して佐藤宏明さんがネットメロン専門部の佐藤重勝専門部長から賞状と副賞を受け取った。

 

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JICA研修員の現地視察に協力

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JA鶴岡は9月5・6日の両日、国際協力機構(JICA)の研修事業に協力し、施設見学を受け入れた。

研修生はアフリカ地域14カ国の農業従事者22人が来日し、8月下旬から6週間、山形大学農学部で開講する『アフリカ地域稲作収穫後処理コース』研修を受講。コロナ禍のため3年ぶりの現地研修となった。

JAの未来創造室の宮守徳弘室長が講師となり「営農からみた農協の役割」というテーマで講演。JA鶴岡の経営理念、事業の特徴の紹介し、JAが地域農業振興の推進役として重要な役割を担っていることを伝えた。

その後、JA各施設を見学。営農指導に関する業務や農産物集荷場、生産資材や農機部門、農産物直売所、金融店舗など各施設を紹介。研修生からは積極的に多くの質問がだされ、「研修で学んだ知識を生かし、自国の農業の発展に取り組みたい」との意欲が伺えた。

この研修は、山形県、鶴岡市、JA鶴岡、秋田県大潟村の協力を得て、稲作における収穫処理や栽培技術の学習に加え、稲刈りや籾摺り・品質検査などの実習、乾燥貯蔵施設、農業機械工場、灌漑(かんがい)施設の見学を行い、それぞれの国が抱える稲作の収穫後処理に関する課題改善と技術普及に向けて学ぶ。稲作技術者を対象としたものは、国内で山形大学のみが実施している。

講義する宮守室長㊧

JAの施設で肥料について学ぶJICA研修生

農機の試乗では大盛り上がりをみせた

 

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上林鶏卵「農場HACCP認証」取得

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酒田市に農場を持つ株式会社上林鶏卵は畜産農場の飼養衛生管理基準である農場HACCP認証を取得した。養鶏(採卵)部門において、庄内地方では初の認証となり、県内では3社目。

同社は上林登一社長と従業員を合わせて10人で運営。約4万羽の採卵鶏を飼育し、1日に約3万2千個を採卵。主に生協などで販売している。2021年4月から月1回のペースで衛生管理の構築会議を開き、認証に向けてマニュアルなどの作成を進めてきた。今年3月に申請し、7月5日に取得した。予備研修を含めると取得までおよそ4年を要し、JA鶴岡も外部専門家の一員として指導を続けてきた。

卵の人に対する最大のリスクはサルモネラ菌。ヒナや餌から侵入するケースが高いため、仕入れ先から陰性が確認されたヒナのみを入れる仕組み作りにした。餌については品質証明の提出を取引先に要請した。正しく機能しているかのチェックはヒナやワクチンなどに関する書類上の確認の他、農場も定期的に検査を行い確認する。昨年10月の食品衛生法改正でGPセンターも食品製造所として位置づけられ、農場HACCPの他に食品衛生法改正についても、農場チーム、GPセンターチームが一緒になって理解を深めてきた。

認証取得について上林社長は「指導をいただいた先生や指導員、周りの方々の指導のおかげで取得することができた」と喜びを語った。

農場チーム外部専門家の種市淳獣医師は「経営者、従業員がともに認証に向けて意識を高め一生懸命に取り組み、レベルアップしてきた結果だ」と話した。

農場HACCPは農場の飼養衛生管理にHACCPの考え方をとり入れて、生産される畜産物の安全性の確保や生産性の向上を図る取組。認証は3年間に1回の維持審査、3年ごとの更新審査がある。

農場前で社員と関係者

 

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新型コロナウィルス感染症拡大に伴う 窓口営業時間の変更について(不動産センター)

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鶴岡産トルコギキョウでフラワーアレンジ/きらめきカレッジ

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JA鶴岡は9月5日、鶴岡市農村センターで女性大学「きらめきカレッジ」第3回を開き、受講生27人が参加した。

市内で「花蔵」を営む三浦淳志さんの指導でフラワーアレンジメントを楽しんだ。

JA花き振興部会が生産した白とピンクのトルコギキョウの他、バラやガーベラなど8種類の花を用い、花の色や向きなどに注意しながら1本1本丁寧に挿してきれいに仕上げた。

JAの時間は、花き振興部会の取り組みや管内産の花の特徴、栽培から出荷までの流れを紹介し、花の生産者に聞いた花の魅力や楽しむ方法などを特集した市民向け広報誌「ぱさらん」を配布した。

参加者は「多くの花が地元で生産されていることを知り、驚いた。アレンジメントは難しかったけど、楽しくて癒やされる時間だった」と話した。

三浦さん㊨からトルコギキョウのアレンジの仕方を学ぶ参加者

素敵な作品が完成しました

 

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庄内5JA「地域安全活動に関する覚書」締結

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県警は安全安心な社会の実現のため9月5日、酒田市にある庄内JAビルで庄内5つのJAと「地域安全活動に関する覚書」を締結した。JA鶴岡は佐藤茂一組合長と伊藤淳専務が出席。覚書には県警本部の阿部喜彦生活安全部長、JA鶴岡、庄内たがわ、余目町、庄内みどり、酒田市そでうらの各組合長が署名した。

覚書によるJAの活動内容は、犯罪被害防止を目的とした広報啓発活動、こども110番連絡所設置の協力、自主防犯パトロール活動だ。

阿部生活安全部長はあいさつで「庄内地域では特殊詐欺や子どもを狙った犯罪が少なからず発生している。締結式を契機により一層JAと力を合わせ地域の安全安心に邁進していく」と述べた。

締結した県内JAの数は2020年から21年までに7つのJAに今回の庄内地域を合わせて12JAとなる。

 

 

 

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ドキュメンタリー映画「弁当の日」を上映/第2回あぐりセミナー

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JA鶴岡は9月3日、鶴岡市農村センターで第3回JAあぐりセミナーを開いた。組合員や親子連れ、食に関わる仕事に就く市民ら89人が参加。食育の大切さを伝えようと、映画「弁当の日めんどくさい』は幸せへの近道」を上映した。

「大人は決して手伝わないで」というルールの下、子ども自らが台所に立ち、自分の弁当を作る食育活動を題材にしたドキュメンタリー作品。「食事作りは親の役割」という社会環境で育った子どもたちが、「自分で作る」チャンスを得たとき、本人や家族の中に芽生える成長や気付きを、笑いや涙を交えて描いた作品だ。

「JAの時間」では、職員がJAの事業や理念、地域貢献活動などを紹介した。

参加した50代の女性は「食は生きていくためにはとても大切なこと。体のためだけでなく、心も一緒に作り上げていくと感じた。子どもたちとも、もっと一緒に食について楽しく学んでいきたい」と話した。

「弁当の日」を鑑賞する参加者

映画を通して子どもへの食育の大切さを学んだ

 

 

 

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園児らが❝さやもぎ❞体験

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JA鶴岡青年部上郷支部は8月25日、鶴岡市上郷コミュニティーセンターで上郷保育園の園児と管内特産のエダマメ「だだちゃ豆」の収穫体験を行った。

子どもたちに作物を育てる楽しさを知ってもらいたいと、5月に同園の園児らと一緒に「だだちゃ豆」の苗を定植。自分で育てた作物が生長する様子を、散歩の時などに見てもらい、食農教育につなげており、日々の管理は青年部員が行ってきた。

例年は五十嵐亮支部長の圃場(ほじょう)で収穫体験を行っていたが、今年はさやもぎ作業を体験。五十嵐支部長から収穫のこつを教わった後、年少から年長までの園児29人が、それぞれ「だだちゃ豆」の株を持ち、自分の手でひとつひとつさやをもぎ取った。

収穫を体験した児童は「だだちゃ豆が大好きなのでとても楽しかった。早く食べたい」と笑顔を見せた。

収穫した「だだちゃ豆」は、おやつとして提供されたほか、園児らが自分たちの手でさやもぎをした「だだちゃ豆」を持ち帰り、家族と一緒に味わった。

園児と一緒に収穫を楽しむ青年部員

 

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特産「だだちゃ豆」専用自動販売機が登場

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JA鶴岡は特産「だだちゃ豆」を一年中おいしく味わってもらおうと、鶴岡市にあるJA直売所「もんとあ~る白山店」の入り口前に「冷凍殿様のだだちゃ豆」自動販売機を設置し、8月29日から販売を開始した。茹でた枝豆を急速冷凍していて、自然解凍や流水解凍して味わうことができる。24時間、365日稼働し、年間のべ50万人の来店客に特産物を広くPRする。

商品は人気品種の「白山」「尾浦」のほか、「甘露」「早生白山」を混ぜた「ミックス」の3種類を用意。価格はいずれも1個400㌘、800円(税込み)で、味付け用の塩も添付している。遠方へのお持ち帰りや土産用として保冷バッグも同自販機で販売している。

庄内藩の殿様の発言にルーツを持つ「だだちゃ豆」。同JA産直課ではJA鶴岡創立50周年と酒井家庄内入部400年を記念し、全国でも類を見ない枝豆専用の自販機設置を企画した。商品名は「冷凍殿様のだだちゃ豆」として販売。自販機の両サイドには酒井家の家紋や「だだちゃ豆」の由来などがラッピングされている。

同課の鈴木大亮係長は「とれたてのおいしさを一年中、気軽に楽しんでいただくことで、「だだちゃ豆」が持つ魅力をもっと広げていきたい」と話した。

 

 

 

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良質米協議会作柄検討会を開催

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JA鶴岡、鶴岡市で組織される鶴岡地域良質米生産推進協議会は8月29日、水稲作柄調査検討会を開き、関係者約35人が参加して稲の生育状況や刈り取り適期を確認した。

「はえぬき」、県産米「雪若丸」・「つや姫」の管内3カ所の展示圃を巡回。耕種指導係が青籾歩合などを調査し、各圃場で取り組んでいる目的や栽培技術の内容を説明した。

管内では出穂は平年より3日程度早いが、出穂後の日照不足などにより登熟進度が緩慢で刈り取り適期の判断が難しい状況。生産振興課は積算気温を目安にしながらも登熟状況や青籾歩合・籾水分、圃場の状況などを確認して適期内に刈り取りを行うよう呼び掛けた。

伊藤淳専務は「管内では幸いにも大きな災害もなく作況はほぼ平年並み。生産者には安全作業で良品質・全量1等米となるよう努めてほしい。米価については1円でも高くなるよう期待に応えたい」とあいさつを述べた。

 

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