女性部員が飾り巻きずし作りに挑戦
JA鶴岡女性部は9月19日、鶴岡市農村センターで第2回「生き活き塾」を開き、女性部員29人が参加。飾り巻きずしインストラクターの森屋久美子さんから、目で楽しみ、食べておいしい飾り巻きずしの作り方を学んだ。
桃の花とパンダの2種類の絵柄に挑戦。参加者は、森屋さんに具材の置き方や巻き方のコツを教わりながら仕上げていた。
参加者は「初めての体験で難しかったがとても楽しかった。家に帰ってから孫に作ってあげたい」と話した。
女性部では、女性が気軽に楽しく参加できる仲間づくりの場として「生き活き塾」を開いており、令和5年2月には、第3回「生き活き塾」としてみそ造り講座を開催予定。
森屋さんから巻き方のコツを教わる女性部員
彩り鮮やかな飾り巻きずしが完成!
「わんぱく農業クラブ」稲刈り体験
山形大学農学部は9月23日、「わんぱく農業クラブ」を鶴岡市の山形大学農学部附属やまがたフィールド科学センターで開いた。JA鶴岡げんき部会員が講師を務め、児童と保護者ら約50人が手刈りによる稲刈りを体験した。
研修に訪れていたJICAの関係者も加わり、5月に児童らが植えたもち米「女鶴」の稲刈りをした。その後、自然乾燥による杭掛けを行うため、部会員は鎌の使い方から稲の束ね方、杭掛けの仕方などを指導した。
同クラブでは田植え、稲刈り体験で、部会員が指導員として毎年協力している。
共済カウンターセールスコンテスト自動車保険をJA共済へ
JA鶴岡共済課は9月21日、JA金融本店で共済カウンターセールスコンテストを開催した。共済窓口担当者4人が出場し、審査の結果、最優秀賞に大山支所共済主任の佐藤亜伊子さんが選ばれた。佐藤さんは10月12日に共済連山形が主催する県大会に出場する予定。
同コンテストは自動車共済の新規契約獲得と継続率向上をめざし、担当者のセールストークとスキルアップを目的に実施している。出場者は15分を目安に、窓口で損保加入の自動車保険をJA共済に切り替えるセールストークでスキルを競い合った。
審査講評では、共済連山形庄内地区担当の佐藤充部長が「わかりやすい資料や数字などを顧客の視覚に訴えて適切に示すことが大切だ」とアドバイスした。
年金友の会グラウンドゴルフ大会3年ぶり開催!
JA鶴岡は9月16日、鶴岡市の櫛引総合運動公園で3年ぶりに年金友の会グラウンドゴルフ大会を開いた。第15回となる今回は133人の会員が参加した。
5~6人ごとの組に分かれ 男女オープンの個人対抗戦3ラウンド24ホールで競った結果、豊浦上郷地区の長谷川幸雄さんが総打数50で優勝した。長谷川さんはダイヤモンド賞となる1ラウンドでホールインワンを3回出す好プレーも見せた。2位は大泉地区の蓮池誠さん、3位は斎地区の渡部正男さんだった。
JAの佐藤茂一組合長はあいさつで「県内で100歳以上が1000人を超え、人生100年時代が現実味を帯びてきた。健康増進に役立て、日頃の練習の成果を存分に発揮して楽しんでほしい」と述べた。
年金友の会連絡協議会の石井善兵衛会長は「3年ぶりの大会を皆さんとともに喜びたい。上位を目指し、全てを出し切ってプレーしてほしい」と述べた。
前回優勝の西郷地区の鈴木祥二さんが選手宣誓し、佐藤組合長と石井会長が始球式を行った。参加者はすがすがしい秋晴れの下、大いに楽しんだ。
今年はJA鶴岡合併50周年を記念して、50位の方へ特別賞を贈呈した。喜寿米寿の方には、開催できなかった2年分と今回を合わせた3年分を対象とし、喜寿31人、米寿7人へ記念品を贈呈した。
新型コロナ感染拡大防止のため表彰式は行わなかった。例年上位10人が出場する県大会は開催しないこととなった。
米初検査全量1等に格付け
JA鶴岡管内で2022年産米の検査が始まった。9月14日、三川町にある広域集出荷保管施設「JA全農山形庄内南部ライスステーション」で、「雪若丸」「はえぬき」「あきたこまち」を合わせ約2400袋(1袋30㌔)を検査し、全量1等に格付けされた。
JAの農産物検査員は「乳白やカメムシなどの被害粒も少なく、品質は良好」と話した。9月末ごろから「つや姫」「コシヒカリ」などの晩生品種の入庫も始まり、JA鶴岡の倉庫では例年並みの約10万俵(1俵60㌔)の入庫を見込んでいる。
中学球児8チームが熱戦を展開
JA鶴岡、鶴岡地区野球連盟は9月10日・11日の2日間、「JA鶴岡カップ争奪中学校選抜野球大会」を鶴岡ドリームスタジアムで開催した。毎年9月に行われ今回で30回目となる。
今大会には市内の中学校を中心に鶴岡地区から5校、酒田地区から3校の合計8チームが参加した。参加賞として各出場校へJA鶴岡殿様のだだちゃ豆アイスクリームと鶴姫レッドメロンアイスクリームをプレゼント。試合はトーナメント方式で2日間行われ、決勝では前回大会と同じく酒田三中と鶴岡一中が対決した。鶴岡一中が8対3で勝利し前回大会のリベンジを果たす結果となった。各チームの選手達は日頃の練習の成果を発揮し熱戦を展開した。
表彰式では伊藤淳代表理事専務が優勝校の鶴岡一中へJA鶴岡カップ、準優勝校の酒田三中へ楯を渡した。後日、副賞として両校へ新米の鶴岡産「つや姫」を贈呈する。
炎天下のもと、8チームが熱戦を繰り広げた
賞状を授与する伊藤専務㊧
優勝:鶴岡一中
準優勝:酒田三中
児童が夏の味覚「だだちゃ豆」を堪能/青年部南支部
JA鶴岡青年部南支部は9月9日、鶴岡市立斎小学校の3年生26人を対象に、管内特産のエダマメ「だだちゃ豆」の収穫と調理を楽しんだ。
児童は食育学習の一環として、市内の農事組合法人IWCの圃場(ほじょう)で6月に「だだちゃ豆」の種をまいた。その後、草取りを行うなどして生育を見守ってきた。
児童は、胸ほどの高さに成長した品種「おうら」の株を土から引き抜き、さやもぎを体験。小学校に戻り、自分たちの手で育てた「だだちゃ豆」の味を堪能してもらおうと、とれたてを調理。シンプルにゆで豆にして味わった。
作業を体験した児童は「大好きな『だだちゃ豆』を自分で収穫できてうれしかった。とれたてを食べたらとってもおいしかった」などと話した。
収穫を楽しむ児童
青年部員が各班について調理法を伝授
ネットメロン精算報告会開く
JA鶴岡と西郷砂丘畑振興会は9月9日、西郷支所で2022年度ネットメロン精算報告会を開いた。出荷数量は約49万4900㌜(1㌜5㌔)で昨年を下回ったが、事前商談による企画販売を中心に計画的に販売できたことなどから高単価を維持し、販売高は約11億3000万円で2年連続11億円を突破した。
報告会は新型コロナ感染拡大防止のため2回に分けて開き、生産者、関係者らが出席した。同振興会の阿部栄喜会長は「平均単価はこれまでにないほどの高単価となったが、数量は50万㌜に届かなかった。次年度は数量、単価ともに今年を超えるよう皆さんからさらなるご協力をいただきたい」とあいさつした。
ハウス栽培は概ね順調に生育し高品質な仕上がりとなったが、露地栽培は6月上中旬の低温、曇天などの影響から着果不良や肥大不足により集荷数量は伸びなかった。次年度に向けて、低温に対する着果安定・果実肥大の安定に関する対策を園芸指導係が提案。安定販売につなげるため、数量や品質の変動を少なく安定生産を目指すことを確認した。
高品質なメロンを栽培した生産者と集落を対象に共励会表彰も行われ、今年は集落の部のみの表彰となり、長崎集落が受賞した。集落を代表して佐藤宏明さんがネットメロン専門部の佐藤重勝専門部長から賞状と副賞を受け取った。
JICA研修員の現地視察に協力
JA鶴岡は9月5・6日の両日、国際協力機構(JICA)の研修事業に協力し、施設見学を受け入れた。
研修生はアフリカ地域14カ国の農業従事者22人が来日し、8月下旬から6週間、山形大学農学部で開講する『アフリカ地域稲作収穫後処理コース』研修を受講。コロナ禍のため3年ぶりの現地研修となった。
JAの未来創造室の宮守徳弘室長が講師となり「営農からみた農協の役割」というテーマで講演。JA鶴岡の経営理念、事業の特徴の紹介し、JAが地域農業振興の推進役として重要な役割を担っていることを伝えた。
その後、JA各施設を見学。営農指導に関する業務や農産物集荷場、生産資材や農機部門、農産物直売所、金融店舗など各施設を紹介。研修生からは積極的に多くの質問がだされ、「研修で学んだ知識を生かし、自国の農業の発展に取り組みたい」との意欲が伺えた。
この研修は、山形県、鶴岡市、JA鶴岡、秋田県大潟村の協力を得て、稲作における収穫処理や栽培技術の学習に加え、稲刈りや籾摺り・品質検査などの実習、乾燥貯蔵施設、農業機械工場、灌漑(かんがい)施設の見学を行い、それぞれの国が抱える稲作の収穫後処理に関する課題改善と技術普及に向けて学ぶ。稲作技術者を対象としたものは、国内で山形大学のみが実施している。
講義する宮守室長㊧
JAの施設で肥料について学ぶJICA研修生
農機の試乗では大盛り上がりをみせた
上林鶏卵「農場HACCP認証」取得
酒田市に農場を持つ株式会社上林鶏卵は畜産農場の飼養衛生管理基準である農場HACCP認証を取得した。養鶏(採卵)部門において、庄内地方では初の認証となり、県内では3社目。
同社は上林登一社長と従業員を合わせて10人で運営。約4万羽の採卵鶏を飼育し、1日に約3万2千個を採卵。主に生協などで販売している。2021年4月から月1回のペースで衛生管理の構築会議を開き、認証に向けてマニュアルなどの作成を進めてきた。今年3月に申請し、7月5日に取得した。予備研修を含めると取得までおよそ4年を要し、JA鶴岡も外部専門家の一員として指導を続けてきた。
卵の人に対する最大のリスクはサルモネラ菌。ヒナや餌から侵入するケースが高いため、仕入れ先から陰性が確認されたヒナのみを入れる仕組み作りにした。餌については品質証明の提出を取引先に要請した。正しく機能しているかのチェックはヒナやワクチンなどに関する書類上の確認の他、農場も定期的に検査を行い確認する。昨年10月の食品衛生法改正でGPセンターも食品製造所として位置づけられ、農場HACCPの他に食品衛生法改正についても、農場チーム、GPセンターチームが一緒になって理解を深めてきた。
認証取得について上林社長は「指導をいただいた先生や指導員、周りの方々の指導のおかげで取得することができた」と喜びを語った。
農場チーム外部専門家の種市淳獣医師は「経営者、従業員がともに認証に向けて意識を高め一生懸命に取り組み、レベルアップしてきた結果だ」と話した。
農場HACCPは農場の飼養衛生管理にHACCPの考え方をとり入れて、生産される畜産物の安全性の確保や生産性の向上を図る取組。認証は3年間に1回の維持審査、3年ごとの更新審査がある。
農場前で社員と関係者