大泉枝豆直売グループ圃場巡回と全体会議を開く
JA鶴岡女性部大泉支部の大泉枝豆直売グループは7月6日、特産エダマメ「だだちゃ豆」の圃場(ほじょう)巡回と全体会議を開いた。会員15人が参加し、防除対策の徹底を確認した。
市内の圃場3カ所で「小真木」や「早生甘露」などの丈や葉数を調査。5月の降雨により定植遅れがみられたが、おおむね平年並みに生育は回復した。ハムシ、ヨトウムシによる葉の食害が散見され、JAの園芸指導係が病害虫防除の薬剤や散布時期、使用回数などを指導し、防除の徹底を呼び掛けた。
JA大泉支所で行われた全体会議では、直売所では開店前から密集が予想されるとし、営業時間短縮やグループ員の店番制の廃止、飛まつ感染防止シールドの設置、行列を避けるため番号札を設置して順番に案内するなど、新型コロナウイルスの感染拡大防止策の徹底を確認した。
グループの生産者は16人。直売所は7月下旬から8月末頃までJA大泉支所駐車場内の特設テントで営業する他、インターネット販売でも対応する。
「だだちゃ豆」の生育状況を確認する会員と園芸指導係
直売所の運営について確認した
地元の小学生がメロン畑や選果場を見学
JA鶴岡西郷支所は7月5日、鶴岡市立豊浦小学校の校外学習を受け入れ、同校3年生14人に特産のメロンについて特徴などを伝えた。
同支所では毎年6月から7月にかけて、鶴岡市内の小・中学校の校外学習に講師として協力。今年は7校約250人を受け入れた。
庄内砂丘にあるメロンの圃場(ほじょう)では、JA職員が管内のメロンの栽培面積や栽培期間、砂丘地で栽培する理由などを説明。
JA西郷選果場では、箱詰めされたメロンがローラーコンベヤーに運ばれて出荷される工程を見学。児童は、管内では「アンデス」「鶴姫」「鶴姫レッド」の3品種を栽培し、年間55万㌜(1㌜5㌔)を出荷していることなどの説明を受けた。児童からは「メロンの栽培で大変なことは何か」「一日に何個収穫するか」など多くの質問が出された。見学後、児童は「メロンのことをたくさん知ることができて良かった」と話した。
メロンの圃場でJA職員に熱心に質問する児童
選果場でメロンの品種について説明するJA職員
かぎ針編みマスクカバー作りを楽しむ
JA鶴岡女性部上郷支部は6月28日、JA上郷支所で「かがやき講座」を開講し、部員15人が参加した。例年は、女性部員外にも女性部の活動を知ってもらうことと交流を目的に、組合員家庭の女性を対象に参加を呼び掛けていたが、新型コロナウイルスの感染拡大防止の観点から、女性部員のみの参加とした。
第1回となる今回は鶴岡市で三浦糸店を営む三浦桂子さんを講師に招き、かぎ針編みマスクカバーの作り方を教わった。参加者は、好きな色の毛糸を選び、長編みや細編み、松編みなどを組み合わせて扇模様のデザインを編み進めていた。
講師の三浦さんは「編み物は無理せず自分のペースで進めていくのがポイント。段数と編み目に気をつけながら気長に作業してほしい」とアドバイス。
参加者は「久しぶりに編み物に挑戦したが、編み方を手が覚えていた。家に帰ってから、また挑戦したい」と話した。
かがやき講座は年5回開催予定。第2回は、7月5日にたかだてスポーツクラブ事務局長の荻原恵美さんを講師に迎え、「スポーツ健康講座」を行う予定。
編み方を指導する講師の三浦さん㊨
もくもくと編み進めていく参加者
素敵な作品が完成!
稲作展示圃現地研修会を開く
JA鶴岡や県・鶴岡市などで組織される鶴岡地域良質米生産推進協議会は6月28日、稲作展示圃現地研修会を開いた。
生産者や関係者約30人が参加し、管内3カ所「雪若丸」「つや姫」「はえぬき」の圃場を巡回した。
6月20日時点における管内の生育状況は茎数、草丈、葉色など平年並みで概ね良好だ。今後は適期適量の穂肥の実施や、登熟を意識した水管理を重点的に呼び掛けていく。
巡回後の検討会で佐藤茂一組合長は「今年はコロナ禍で業務用米が動かず米が余っている状況だ。概算金や販売単価に影響を及ぼすと思われるが、生産者には1俵でも多く収量を確保できるようこれからの肥培管理に努めてほしい」とあいさつした。
「雪若丸」展示圃場を確認する参加者
女性部「生き活き塾」開講
JA鶴岡女性部は6月25日、鶴岡市農村センターで「生き活き塾」を開いた。女性部員17人が参加した。
第1回となる今回は「楽しく動いて身体も心もリフレッシュ!」と題し、たかだてスポーツクラブ事務局長の荻原恵美さんを講師に招いた。下半身の筋力維持・向上を目的とした運動や、ボールを使った筋トレで全身をほぐした後、音楽に合わせ楽しく体を動かし、たくさん笑って健康的な汗を流した。
荻原さんは「年を重ねても自分で動けるように、今からしっかりと筋肉をつけるためのトレーニングを自宅でも取り組んでほしい」と話した。
女性部では、女性が気軽に楽しく参加できる仲間づくりの場として「生き活き塾」を初めて企画。2021年度は、9月に魚料理講座、年明け2月にみそ造り講座と、年3回開催予定。女性部員外にも女性部の活動を知ってもらうことと交流を目的に、対象を管内の女性としていたが、今年度は新型コロナウイルスの感染拡大防止の観点から、女性部員のみの参加とした。
荻原さん㊨の指導で疲れた体をほぐした
ボールを使って筋トレをする女性部員
上郷支所長杯グラウンドゴルフ大会を開く
JA鶴岡上郷支所は6月25日、鶴岡市の上郷コミュニティーセンターで第15回JA上郷支所長杯グラウンドゴルフ大会を開いた。年金友の会会員の交流と親睦を目的として開催し、約50人が参加した。
男女オープンの個人対抗で競い合った結果、 大谷の八幡詔吉さんが優勝の栄冠に輝いた。第2位は中山の佐藤實さん、第3位は山口の難波稔さんだった。
参加者は互いに励まし合いながらゲームを楽しんだ。好プレーが飛び出すと歓声が上がった。
民田ナス出荷はじまる
JA鶴岡大山園芸振興部会なす班は6月23日、鶴岡市のJA大山支所で在来野菜「民田ナス」の目揃い会を開いた。
JAの園芸指導係がサンプル品を示し、規格を確認した。A品に格付けできるのは品質・形状・色沢が良好で、病虫害・損傷がなく、着色は表面積の6割以上のものと説明。追肥時期の目安や、病害虫防除など今後の管理についても助言した。
長谷川精三班長は「人数は少ないが、みんなで高品質のものを安定出荷できるよう頑張ろう」と呼び掛けた。
「民田ナス」は、同市で受け継がれてきた在来作物で、昔から地元の人々に親しまれてきた。小粒で、果肉が締まり、歯触りが良く、浅漬けやからし漬けといった漬物が人気だ。同班では、全量を同市の漬物販売会社、株式会社本長に卸している。
本長の本間光太郎社長は「コロナの影響で通販や宅配での注文が伸びてきている。多くの方に民田ナスの漬物を届けられるように1キロでも多くの出荷をお願いしたい」と話した。
2021年度は生産者5人が44㌃で栽培し、7㌧の出荷量を目指す。出荷は10月上旬まで続き、8月に最盛期を迎える。
「民田ナス」の出荷規格を確認する班員
第49回通常総代会を開催
JA鶴岡は6月22日、鶴岡市の荘銀タクト鶴岡で第49回通常総代会を開いた。コロナ感染拡大防止のため、総代314人が書面による議決権行使、99人が実出席、3人が委任出席となった。
2020年度の事業報告や21年度の事業計画、任期満了による役員の選任など全8議案を原案通り全て承認した。総会後の臨時理事会で佐藤茂一代表理事組合長、伊藤淳代表理事専務を再任した。
20年度の事業決算について、有価証券や貸出金の運用利回りの低下と農林中金の系統奨励金・特別配当金の引き下げ、共済付加収入と共済連の事業分量配当金の減額により信用・共済事業ともに事業損益は前年を下回った。産直事業はコロナ禍による中食需要が増加したこともあり取扱高は前年を上回ったが、販売事業は7月の日照不足や豪雨などによる減収で青果物の販売高は前年を下回った。
事業総利益は前年比2794万円減の20億5999万円。事業管理費が大きく減少したことで事業利益は前年比4087万円増の1億7254万円。事業外損益を加えた経常利益は前年比707万円増で2億7381万円となった。
当期未処分剰余金は3億9607万円。1%の出資配当金、生産資材供給高や農畜産物等販売高に対して配当する事業分量配当金、任意積立金などの剰余金処分案が提案された。
21年度は、中期経営計画・第12次地域農業振興運動計画の2年目。機構改革によりスタートした拠点型営農指導体制のもと、同計画スローガンである「築け!信頼と100億安定産地」の実現に向けて実施具体策に取り組んでいく。
総代会に先立ち20年度高品質米生産共励会表彰が行われ、生産組合表彰と品種別の個人表彰が行われた。
あいさつを述べる佐藤組合長
提出議案の説明をする伊藤専務
承認の挙手をする総代
令和2年度高品質米生産共励会表彰の受賞者
新たに選任された役員
メロン有利販売を 「アンデス」規格確認
JA鶴岡ネットメロン専門部は6月21日、鶴岡市のJA西郷選果場で「アンデス」の目揃い会を開いた。
JA園芸指導主任がサンプルを示して秀品や優品などの選別基準を説明。メロンの形状やネット張り、果皮色、日焼けなどの注意点を伝えた。
JAの販売担当者は、有利販売につなげるため、出荷時に次回の出荷数量を報告してもらいたいことや、早朝の涼しい時間帯に収穫することなどを呼び掛けた。
初出荷は6月4日で、前年より4日早かった。出荷は6月末頃から本格化し、「アンデス」は33万㌜(1㌜5㌔)、JAオリジナル品種の「鶴姫」や「鶴姫レッド」と合わせて55万㌜を、関東地方の市場を中心に全国に向けて出荷する予定だ。同専門部では178人が122㌶で栽培しており、7月をピークに8月の上旬まで出荷される。
サンプルで出荷基準を確認する生産者
良品トマト出荷に向け規格確認
JA鶴岡ハウストマト専門部は6月18日、大玉トマトの本格出荷を前に、鶴岡市のJA北部集荷場で目揃い会を開いた。サンプルを手に取って出荷基準を確かめ、選別を徹底、統一することを確認した。
生産者ら11人が参加した。JA園芸指導係が出荷サンプル示し、等級別に品質や形状、色合い、果実サイズ、箱詰めの注意点を説明。カラーチャートを示しながら、出荷時は6割着色を基本とすることを伝えた。
JAの販売担当者は、昨年に引き続き、市内の学校給食センターへの納品も予定しており、地元農産物の利用拡大につなげる他、「コロナの影響で今年も量販店中心の販売となる。着色に気をつけて収穫いただき、少しでも店舗に並ぶ時間を確保し販売につなげたい」と話した。
専門部では、トマト「りんか409」を中心に12人が作付けし、84㌃で栽培している。収穫・出荷は7月中・下旬に最盛期を迎え、集荷は9月ごろまで続く。
サンプルを見ながら出荷基準を確認する生産者