庄内産大豆でみそ造り講座が盛況/第5回あぐりセミナー
JA鶴岡は2月10日、鶴岡市農村センターで第5回JAあぐりセミナーを開いた。 テーマは毎年大人気企画の「みそ造り講座」。市民ら90人が参加した。
さとみの漬物講座企業組合(山形市)理事長の新関さとみさんを講師に、庄内産大豆「エンレイ」と県産米「はえぬき」のこうじを使い、4㌔の「天然醸造の15割こうじみそ」造りを学んだ。
こうじと塩を混ぜ合わせ、煮た庄内産大豆と一緒にビニール袋に入れ、足で押しつぶした。容器の中で平らにし、表面が空気に触れないようにビニール袋をかけて完成させた。
参加者は「煮豆を足でつぶす作業が大変だったけど楽しかった。秋の出来上がりが楽しみ」と話した。
「JAの時間」では、職員がJAの市民向け広報誌「ぱさらん」を使って、管内の農産物を使った加工品や開発までの苦労、地域貢献、食農教育の取り組みを紹介した。
伝統料理次代へ/JA鶴岡女性部
JA鶴岡女性部は2月7日、鶴岡市の山形県立鶴岡中央高等学校で伝統料理講習会を開いた。食文化が多様化する中、地域の郷土料理や伝統食などの食文化を次の世代へ継承しようと企画し、今年で3回目。
女性部員9人が講師を務め、同高校の総合学科家政科学系列食物系2年の生徒28人と一緒に、赤飯、孟宗汁、こづけ、茶わん蒸しの4品を作った。
はじめに女性部員の石塚公美さんが蒸し器を使った、本格的な赤飯の作り方を説明。赤飯ササギの煮汁の取り方や蒸し方のポイントなどを伝えた。蒸しあがったばかりのツヤツヤの赤飯を見た生徒からは「おいしそう」と歓声があがった。
女性部副部長の上林明美さんと佐藤雪子さんがその他の料理の作り方を説明後、各班に分かれ調理開始。 各班に女性部員がつき、生徒に食材の切り方や手順などを教えながら、和気あいあいと調理を進めた。
生徒からは「伝統料理は難しいイメージがあったが、作ってみると意外に簡単に作ることができた。家でも作ってみたい」との感想が聞かれた。
ミニトマト実績検討会 販売高過去最高を報告
ミニトマト専門部は2月7日、鶴岡市のJA西郷支所で実績検討会を開いた。関係者約120人が出席。
2019年度は、出荷ピーク後も大きく数量が落ち込まず推移したことで18年度を上回る出荷量となり販売高は過去最高を記録した。マルハナバチの導入率が70%を超えつや無し果の発生が減少したことや、例年より大玉で推移したことを報告した。
阿部栄喜専門部長は「高温などの影響により、スタート時は苦戦を強いられたが、皆さま方の管理のおかげで回復し、過去最高を更新することが出来た。まだまだ課題は多いが来年度はさらなる高品質を目指して頑張って行こう」と呼び掛けた。
市場から消費動向や今後の販売戦略について報告されたほか、高温対策など来年度への課題について情報を共有した。
春のフェア 家電や寝具特価で販売
JA鶴岡は2月8、9の両日、鶴岡市のJA大泉支所で春のフェアを開いた。家電やガス器具、寝具、オーダーメードの紳士服などを販売。来場者に玉こんにゃくを振る舞った。JAすまいるプラザでは旅行の相談や葬儀の事前相談を行った。2日間で156戸の組合員と家族が訪れた。
冷蔵庫を見に来た来場者は、職員にメーカー毎の機能や特徴などを聞きながら商品を見て回っていた。
パワーアシストスーツを体験
JA鶴岡生産資材課は2月7日、鶴岡市のJA施設2カ所でパワーアシストスーツの実演会を開いた。
西郷支所会場では、2社の製品を用意し、参加者は実際に装着して効果を試した。製品は物を持ち上げる際の腰の負担をサポートするとあって、肥料を実際に持ち上げたり、装着した際の動きやすさを確認したりして、各製品の使い方や特長をメーカーの担当者に確認していた。
体験した参加者は、軽くなるのが実感できたなどの感想が聞かれた。
小菊・スプレーギク実績検討会を開く
JA鶴岡小菊専門部とスプレーギク専門班は2月5日、鶴岡市のJA北部集荷場で2019年度実績検討会を開いた。関係者ら19人が出席した。
小菊の販売額は前年対比90%で、大きなクレームもなく、露地もハウス栽培もシーズン通しておおむね単価が下がらず最後まで販売できた。販売担当者は「力のある産地と戦っていくには品質を上げるしかない。花だけでなく葉っぱも商品の一つなので細部までこだわった出荷をしてほしい」と呼び掛けた。
スプレーギクはほぼ前年並みの実績だが、需要にあった品種構成の成果が単価に表れ始め、過去10年で2番目の出荷数量と販売額だった。販売担当者は「市場から要望されている、需要が多い2Lサイズを1㌜でも多く出荷をお願いしたい」と伝えた。
営農指導員は、小菊の露地作型の一部に10月の台風の影響で茎の折れ曲がったものが一部散見されたことなど、シーズン概況を説明。定植日などの作業日程の目安や、農薬の使用についての注意点などを伝えた。
県庄内総合支庁農業技術普及課の職員は、寒小菊の親株管理について「今年は暖冬でハウス内の温度が高くなるのでほどよく換気することや、適切な防除に気を付けてほしい」と話した。
トマト「りんか409」を学ぶ ハウストマト専門部栽培講習会
JA鶴岡ハウストマト専門部は2月5日、鶴岡市のJA南支所で栽培講習会を開いた。関係者14人が参加。
2019年から作付けを始めたトマト「りんか409」について株式会社サカタのタネの担当者より栽培のポイントを学んだ。
最大のポイントは樹勢の維持として、育苗時の日中の温度が及ぼす影響やスムーズに活着させるためのコツ、育苗時の鉢のサイズも考慮し適期定植することなど温度や灌水(かんすい)管理、元肥の調整や摘果作業について品種特性を伝えながら注意点を伝えた。
参加者は、夏場の温度管理などの質問が出され、学んだことを次の作付けに生かしていく。
春の選抜で活躍を期待 鶴岡東高校へ農産物・激励金を贈呈
JA鶴岡、JA庄内たがわ、全農山形は2月4日、第92回選抜高等学校野球大会に出場する鶴岡東高等学校へ甲子園での活躍を期待し激励金と県産農畜産物を贈った。
春の選抜に41年ぶり2度目の出場を決めた同校を訪れ、JA鶴岡はコメ「雪若丸」と激励金、JA庄内たがわは、山ぶどうジュースと激励金、全農山形は、山形牛と庄内豚を校長、監督、選手代表に手渡し激励した。
齋藤哲校長は「この様な形でお力添えをいただいたこと大変うれしく思う。市、県、東北代表として精一杯頑張ってきたい」と抱負を述べた。
鈴木喬主将は「頂いた米などを食べて誰にも負けない体を作り、万全な状態で臨み一戦一戦集中して戦いたい」と決意を語った。
総代研修会 持続可能な農業・農村の実現を考える
JA鶴岡は1月29日、鶴岡市の東京第一ホテル鶴岡で総代研修会を開いた。関係者約360人が出席。
東京農業大学名誉教授白石正彦氏が「協同組合の役割発揮による持続可能な農業・農村の実現に向けて」と題して講演。
世界的な金融市場の激変が総合農協に大きなインパクトを与え、ガバナンスと事業経営、監査活動のモデル転換が迫られている各種の現状や課題に向けた取り組みなどを他JAの事例を交えながら伝えた。
白石氏は「地域に焦点を当てて役職員と農業者が連携し農業と地域社会を発展・実現させるためには総代、組合員、役職員の皆さんの決意頑張りにかかっている」とエールを送った。
参加者からは、女性部へフレッシュミズ世代を加入させるための方策や各県で県域合併が検討されていることなど、さまざまな質問が出された。
伊藤淳専務はあいさつの中で、目指せ100億産地の信頼をスローガンに11次振興運動計画、中期計画に3年間取り組み、 ようやく 組合員、役職員の頑張りにより今年度100億を達成したことを報告した。
骨盤のゆがみ正しく/女性部南支部
JA鶴岡女性部南支部は1月28日、鶴岡市のJA南支所で健康教室を開き、部員16人が参加した。
同市在住で体幹トレーナー兼ヨガインストラクターの五十嵐まゆみさんが、骨盤底筋体操を指導した。
骨盤を支える「骨盤底筋群」を鍛えることで、中高年の悩みである尿もれの解消や姿勢改善、ウエストの引き締まり、肩こり・腰痛といった骨盤のゆがみから生じる不調やトラブルを改善するのに効果的とされている。
骨盤を鍛えるのに効果的な「ひめトレポール」を使い体操を行った。参加者は、椅子に座ったまま「ひめトレポール」をお尻の下に置き、肩甲骨を動かす動作や呼吸法を実践しながら学んだ。
五十嵐さんは「なかなか意識して鍛えづらい骨盤底筋だが、継続して鍛えることでスタイルアップにつながる。日々トレーニングを行い骨盤の衰えを予防してほしい」 とアドバイス。
参加者は「短時間でウエストが引き締まったことを実感できて嬉しい」と話した。