田川焼畑赤かぶ目揃会を開催
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田川焼畑赤かぶ専門班は10月17日、「田川焼畑赤かぶ」の目揃会を田川支店で開き、市内各地にある作付圃場の巡回を行った。今年産の赤かぶは、播種後の天候に恵まれ発芽が良好だった事から安定した品質で、近年になく焼畑蕪のうまみが増している。
会には生産者やJA関係者など約25人が参加。JA指導員が今年収穫された赤かぶを手に出荷規格要領を説明し、その後は今年の作付圃場である蓮花寺、砂谷の山林地をそれぞれ巡回した。
田川焼畑赤かぶは、数百年も続くと言われている焼畑農法が用いられており、今年は8月17日に焼畑、その翌日に播種をした。その後の管理は、メンバーのほとんどが60歳以上の高齢者で構成されている同専門班により行われている。
また、各地の杉林伐採跡地を借りての作業となるため、栽培する場所は毎年変わり、次に同じ場所で焼畑が行われるのは数十年から百年後になる。
収穫作業は10月上旬から雪が降り積もるまで行われ、今年は専門班全体で30トンの出荷を目指す。
長年田川焼畑赤かぶを支えている、田川焼畑赤かぶ専門班のメンバー
赤かぶの収穫は、急斜面で行われる大変過酷な作業