さらなるブランド化へ向けて研修「つや姫生産者研修会」

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 3年目を迎える水稲品種「つや姫」の生産に向け、JA米穀畜産課は2月9日と10日に、つや姫生産者研修会を開催。会場となったマリカ市民ホールには、2日間で400人以上のつや姫生産者が集まった。
 研修会では、庄内総合支庁農業技術普及課の本間猛俊氏が、「つや姫栽培マニュアルについて」と題して講演。
 近年、天候不順などの影響により、水稲における初期生育の停滞が見られることから、本間氏はつや姫栽培の大きなポイントとして、健苗育成による初期生育の確保を挙げた。また、適期・適量の穂肥施用が重要になることから、葉色診断に基づいた穂肥をすすめるなど、各生育ステージごとに丁寧なアドバイスをおくった。
 デビュー2年目となったつや姫は、食味がコシヒカリ以上の極良食味であると評判。さらに宮城県、大分県、長崎県、島根県でも水稲の奨励品種に採用されるなど、県内のみならず全国でも高い評価を得ている。
 管内では、平成24年産つや姫の作付面積は合計で約460㌶となり、447人が栽培に取り組む。

 

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