ネットメロン初出荷式 甘くてジューシーなメロンを全国へ
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JA鶴岡は6月6日、鶴岡市のJA西郷選果場で特産ネットメロンの初出荷式を開いた。
箱詰めされたハウス栽培のメロン「アンデス」426㌜(5㌔入り)が運び込まれた。糖度や品質の検査が行われ、生産者はトラックからメロンを丁寧に下ろし、出荷レーンへ乗せていった。
4月に発生した霜の影響もなく、天候にも恵まれ生育は順調だ。糖度も十分で良好に仕上がっている。
佐藤茂一組合長は「今年も無事に初出荷を迎えることができた。肥料や農薬の価格が高騰しているが、値上げ分を農産物の価格へ転嫁することは難しい。再生産へ繋げ販売単価を確保し、農家のモチベーションを維持するためにも国、県、市に支援を要請している。関係機関にも支援をお願いしたい」と述べた。
JAネットメロン専門部の佐藤重勝専門部長は「5月の天候に恵まれ糖度も十分。甘くておいしいジューシーなメロンができた。消費者には家族団らんで食べてもらいたい」と話した。
同JA西郷地区では庄内砂丘を利用したメロンの栽培が盛んだ。品種は「アンデス」のほかJAオリジナルの「鶴姫メロン」、「鶴姫レッドメロン」があり、同専門部では約115㌶で栽培している。
6月下旬より本格的な出荷を迎え、7月をピークに8月の上旬まで全国へ出荷される。毎年営業している同選果場脇にあるメロン直売所は、6月25日からオープン予定。
初出荷式には関係者約50人が参加した。安全祈願祭の後、JA代表者らがテープカットをして、関東地方を中心とした市場に向けてトラックが出発した。