伝統の芽だし 安全祈願祭
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JA鶴岡米穀畜産課は4月1日、温泉を利用する伝統の芽だし作業の始まりを前に、鶴岡市の湯田川催芽場と同地区にある由豆佐賣(ゆずさめ)神社で安全祈願祭を執り行った。
江戸時代後期から続く湯田川温泉の余り湯を利用した水稲の芽だし作業は、大井多右衛門が始めたとされ、神社には功績をたたえる石碑が残されており、催芽場と石碑の前で作業の安全を祈願した。
農家が持ち込んだ種もみを入れた袋を温泉の余り湯が流れ込む水槽に半日浸してから、枕木の上で半日蒸すことで発芽を促す。発芽が均一になる事から管内の農家だけでなく利用申し込みがあり230㌧を超える種もみが持ち込まれる。作業は4月いっぱい予定され9日から13日頃にピークを迎える。