伝統の芽出し 安全祈願祭を開く

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JA鶴岡米穀畜産課は4月1日、温泉を利用する伝統の芽出し作業の始まりを前に、鶴岡市の湯田川催芽場で安全祈願祭を執り行った。芽出しの作業員や役職員など15人が作業の安全を祈願した。

 

伊藤淳専務は「例年同様230㌧以上の申し込みがあるのは施設に対する期待の表れ。品質、作柄、所得ともに良い年となるように願う」と話した。

 

湯田川温泉の余り湯を利用した水稲の芽出し作業は、江戸時代後期に始まった。農家が持ち込んだ種もみを入れた袋を温泉の余り湯が流れ込む水槽に半日浸してから、枕木の上で半日蒸すことで発芽を促す。発芽が均一になることから管内の農家だけでなく庄内全体から利用申し込みがあり、今年も昨年同様約240㌧の種もみが持ち込まれる予定だ。作業は4月いっぱい予定され、8日から17日頃にピークを迎える。

芽出し作業の安全を祈願した関係者

 

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