営農研修会で水稲栽培経過を総括
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JA鶴岡は1月15日、JA鶴岡農業振興センターで営農研修会を開いた。生産技術や推進品目等の周知と推進を図るために開催し、JAの耕種・園芸指導係が説明を行った。
耕種指導係は、令和5年産米の作柄状況を気象経過に沿って振り返り異常高温、少雨による登熟への影響や次年度に向けた対策を説明した。令和5年産米は、稲刈り時期が早まり9月以降の気温が高かったため例年より「ひこばえ」の生育量が大きかった。「ひこばえ」は冬季に枯死するが、翌春作土にすき込まれる有機物が多くなることからワキの発生程度が強く、イネの根が大きなダメージを受ける恐れがあることから水交換や田干しによる予防を呼び掛けた。
園芸指導係は、推進品目の提案をメインに説明し、水稲育苗ハウスを有効活用したサヤインゲンを紹介。産直「もんとあ~る」で作って欲しい品目や需要期の紹介も行った。
同研修会は、1月中旬から下旬にかけて各支所・事業所で行われる。
耕種指導係から説明を受ける参加者。