女性の参画実現へ 女性正組合員研修会を開く
女性のJA運営参画を目指し、JA鶴岡は12月2日、鶴岡市の東京第一ホテル鶴岡で女性正組合員研修会を開いた。今回が3年目で、役職員を含め、約100人が参加した。
佐藤茂一組合長は「JAでは女性参画運動を展開しており、女性の力をお借りしたい。今日は講師からパワーをいっぱいもらうことを期待し、楽しんでほしい」とあいさつ。
今回の研修会の企画をきっかけに新たに9人が正組合員に加入した。
宮守德弘理事参事が「協同のちからを求めて」と題して同JAの情勢を報告。組合員戸数や女性部員数の推移、事業目標などを説明し、「農家所得の拡大と農協の健全運営に一丸となって努力するので、今後も協力をお願いしたい」と呼び掛けた。
同市で起業講座を開く「鶴岡ナリワイプロジェクト」代表の井東敬子さんが「わたしも地域もしあわせに【好き】からはじめるちいさな起業“ナリワイ”がつくる未来」と題して講演。東京から鶴岡に移住し、さまざまな人や地域と関わる中で鶴岡ナリワイプロジェクトを立ち上げた井東さん。地元で起業した女性の例を紹介し、「今地域に必要なのは、一人のスーパースターの起業家より、普通の人100人の一歩」と述べ、どうやったら売れるかよりもどうやったら役に立てるかという視点が大事など小商いのヒントを述べた。井東さんは 「鶴岡は農と密着して多様な文化があり、少し工夫したらまだまだ可能性がある。一緒に鶴岡を明るく盛り上げていこう」と話した。
ティータイムでは、ケーキを味わいながら参加者同士が交流した。
健康運動実践指導者で、シナプソロジーインストラクターの前田恵さんによる「心と体と向き合う時間~シナプソロジー(脳の活性化プログラム)とチェア(椅子)ヨガ~」を実践しながら学んだ。前田さんは「心をつかさどる脳と筋肉を味方につけて、100年生きる時代を元気に過ごしていこう」と話した。