月山高原牧場で入牧始まる

読了までの目安時間:約 2分

 

鶴岡市羽黒地区にある庄内広域育成牧場(月山高原牧場)で14日、繁殖用に育てられている和牛の入牧が始まった。同市や酒田市、庄内町、遊佐町の畜産農家から和牛約107頭が運び込まれ、JA鶴岡管内の5戸からは17頭が入牧した。

同牧場は標高約350㍍にあるので夏でも涼しく、高低差があるため足腰を鍛えるのに最適の環境となっている。和牛は年齢や畜種などで分けられ、体重や体高測定、健康状態確認の後、約96㌶の牧草地に放たれた。

入牧後には安全祈願祭が行われ、牛の健康と成長を祈った。

春から秋まで放牧して育てる夏山冬里方式は、1976年から導入されている。

入牧させた同市西京田の和牛繁殖農家、佐藤正さんは「放牧する為に生草を少しずつ与え、牛の体調を整えてきた。緑豊かな大自然の中で自由に駆け回り、足腰を鍛えて健康に育ってほしい」と話した。

今シーズンは10月31日に下牧する予定。

 

牛を入牧する佐藤さん

 

topics

この記事に関連する記事一覧