有限会社いとうファーム 山形県ベストアグリ賞受賞

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鶴岡市矢馳でエダマメ「だだちゃ豆」や水稲の栽培を手掛ける有限会社いとうファームが、2023年度の山形県ベストアグリ賞を受賞した。12月5日に県庁で授与式が行われ、同社代表取締役社長の伊藤稔さんが賞状と記念の盾を受け取った。
同賞は、地域の環境を活かし優れた経営体などを実践している先駆的な農業者を表彰している。23年度は2個人、4法人、2団体が受賞した。
伊藤さんは昭和48年に親元就農したが、出稼ぎ農業の脱却と周年生産へ移行のためナメコ栽培に取り組み、平成15年に従業員の通年安定的雇用や対外信頼性の確保を目的に「有限会社いとうファーム」を設立した。現在は、水稲15.6ha、「だだちゃ豆」9ha、ナメコ約34万瓶、キャベツ1.3ha、赤カブ2.1haなどさまざまな作物を栽培しており、安定経営の営農モデルを確立している。また、首都圏の小学校などに大豆の生育観察キットを使い命の大切さを伝える食農教育活動にも取り組んでいる。
伊藤さんは「農業を始めて50年、たくさんの地域の方々やスタッフに支えられて、この度大変名誉ある賞を頂くことができた。ナメコや米、だだちゃ豆などを組み合わせた周年生産や食育への取り組みが評価された事をとてもうれしく思う。弊社の営農モデルが、次の農業者の糧となり、より一層地域農業が発展して行くことを願っている」と話した。

 

吉村美栄子県知事より賞状を受け取る伊藤さん

 

有限会社いとうファーム代表取締役社長の伊藤稔さん

 

令和5年度山形県ベストアグリ賞受賞者

 

 

 

 

 

 

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